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【高校ラグビー】東海大大阪仰星が3大会ぶり7度目の全国制覇に王手、大阪対決を制す

スポニチアネックス / 2025年1月5日 15時48分

<東海大大阪仰星・常翔学園> 後半、トライを決めた東海大大阪仰星・東(右)は三善と抱き合って喜ぶ(撮影・大森 寛明)

 ◇全国高校ラグビー大会準決勝 東海大大阪仰星29―26常翔学園(2025年1月5日 花園ラグビー場)

 東海大大阪仰星が、得意のスピードと展開力で常翔学園に競り勝ち、3大会ぶり7度目の全国制覇に王手をかけた。

 大阪対決に向け、湯浅大智監督は「準々決勝でも東福岡相手にしつこく体を張ったからこそ勝てた。気を抜かずに最後までやり切るだけ」と語り、司令塔のSO吉田琉生共同主将(3年)は「自分の得意なランやステップよりも、周りを生かすことを意識したい。お互い気持ちも入るし、絶対負けられない試合になる」と意気込んでいた。

 展開の東海大大阪仰星と突進の常翔学園。対照的な両チームの花園での対戦は21年度の101回大会準々決勝以来。そのときは東海大大阪仰星が45―7で勝利し、勢いのまま全国制覇を果たしている。今季も5月の大阪総体準決勝で対戦し、22―15で勝利。SO吉田を中心としたスピードには自信を持っていた。

 その展開力を生かして前進した前半6分、G前5メートルのラインアウトからモールで押し込み、高校日本代表候補のHO浜田素良(3年)のトライで先制すると、前半22分にも再びラインアウトからのモール攻撃で浜田がトライ。前半を10―5で折り返した。

 後半4分にはSO吉田がリスタートからの一瞬の間で自らステップで持ちこみトライ。「仰星でラグビーがしたい」と秋田からあえて激戦区に飛び込み、技術を磨いた成果を聖地で発揮した。後半17分にはG前ラックでの鋭い突っ込みでターンオーバーを決め、WTB隅田陸斗(3年)がトライ。最後は3点差まで迫られながら、リードを死守。桐蔭学園との決勝に向け、チームはひとつになった。

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