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東洋大姫路・阪下が昨秋の明治神宮大会で敗れた横浜高にリベンジ宣言 プロ注目の最速147キロ右腕が始動

スポニチアネックス / 2025年1月5日 16時10分

25年のチーム始動日に意気込みを語った東洋大姫路・阪下漣投手<撮影・石丸 泰士>

 昨秋の近畿大会を優勝し、今春の選抜大会出場が確実となっている東洋大姫路(兵庫)は5日、姫路市内の同校グラウンドで2025年の始動日を迎えた。プロ注目の最速147キロ右腕・阪下漣投手(2年)は、昨秋の明治神宮大会準決勝で敗れた横浜(神奈川)にリベンジすることを目標に掲げた。

 「どうやって横浜高校さんを倒すかっていうのを、最初に考えている。僅差で負けてしまったからこそ、違いっていうのをすごい見せつけられた」

 明治神宮大会では延長11回、タイブレークの末に1―3で惜敗。1死二、三塁から遊ゴロで決勝点を許した場面では「ホームでアウトやろうって思って、ホームを見たんですけど、もうスライディングに入っていた」。走塁技術の高さと、貪欲に次の塁を狙う姿勢に驚かされた。この試合で投げ合った奥村頼人(2年)とは、中学時代にボーイズリーグの選抜チームで一緒にプレーし、連絡も取り合う仲。西宮市の実家に帰省中だった年末年始には、2人でLINEをしながら当時の試合を振り返る流れになり「“選抜ではバックスクリーンにホームラン放り込む”っていう宣告もされました」と笑って明かした。

 来たるべき選抜大会に向けて、自身のレベルアップにも余念がない。現在は下半身、特に太ももを中心にウエートトレーニングをして筋力アップに努めている。

 「この冬を越えて(最速)150キロを出して、他の高校に“成長したな”って思われるようなピッチャーになっていかないといけない」

 初詣に出かけた西宮神社で引いたおみくじは「吉」だった。

 「いま大吉とか凶とかが出てしまったら、1年(好不調の)波があるっていう風に思ってしまう。自分的には狙っていた吉が出たのでオッケーでした」

 グラブのウェブに四つ葉のクローバーをあしらうエースが、チームに幸運と勝利をもたらす1年にしてみせる。

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