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【リーグワン】モウンガ不在も何のその!BL東京・SO松永が開幕3連勝導く「学びがたくさん」

スポニチアネックス / 2025年1月5日 19時22分

<BL東京・神戸>前半、ハイボールをキャッチしたBL東京・松永(左)が弟の神戸・松永を置き去りにして走り抜ける(撮影・篠原岳夫)

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第3節 BL東京32―26神戸(2025年1月5日 東京・味の素スタジアム)

 昨季王者のBL東京は神戸を32―26で下し、開幕3連勝を飾った。オールブラックス経験者のSOリッチー・モウンガが脚の張りのため欠場する中、今季初めて10番での先発となったSO松永拓朗がフィフティーンをリード。正司令塔の不在を感じさせないゲーム運びで勝利に導き、「学びがたくさんあった」と振り返った。

 モウンガが加入した昨季から15番に定着し、世界屈指の司令塔のプレーを真後ろから学び続けた松永。この日はフィジカル自慢の神戸を相手に自陣からは蹴って敵陣でプレーするプランだったといい、パス、キック、ランと織り交ぜて遂行した。前節でも務めたプレースキッカーとしても、コンバージョン1本を外したものの3ゴール2PGに成功。最終的に6点差となった接戦で貴重な得点源となった。

 ハーフタイムにはモウンガから「キックのタイミングや、ボールを持つならこういう選択もあるよ」などと助言を送られたという。本人は「まだ成長段階」と厳しい自己評価だったが、No・8リーチ・マイケル主将は「天理大で日本一になった10番。全く違和感がなくて、いつも通りプレーできた」と称えた。

 この日は神戸に在籍する1歳年下の弟・貫汰とマッチアップするシーンも。「10番だと(対戦を楽しむ)余裕がない。でも絶対に抜かれたくなかった。抜かれた映像が残ると、チーム(のレビュー)で馬鹿にされるので」と笑いも誘った松永。モウンガ復帰まではもう1、2週間程度掛かる見通しの中、和製司令塔の存在感が増しつつある。

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