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イチロー氏 エキシビション戦に松井秀喜氏を誘ったワケ「このまま会わずに死んでいくのか」

スポニチアネックス / 2025年1月5日 19時50分

対談し、ガッチリと握手を交わすイチロー氏(左)と松井秀喜氏

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が、5日放送のBS-TBS特番「イチローVS松井秀喜~今だから話せる本音対談~」(後7・00)に出演し、ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏(50)との再会のいきさつを明かした。

 昨年9月のエキシビション戦「高校野球女子選抜VSイチロー選抜 KOBE CHIBEN」に、松井氏がイチロー選抜の一員として出場。足を痛めながらも松井氏が豪快なホームランを放ち、2人でベンチ前で抱き合って喜ぶ場面もあった。

 21年から同プロジェクトを始めたイチロー氏は、イベントの盛り上がりを考え、ゲストの招へいを考えたという。「何が一番盛り上がるだろうか。世の中が想像しない形って何なんだろう?と考えた時に、松井秀喜だったら完璧だよなって」。そんな中で、松井氏の名が頭に浮かんだことを明かした。

 1学年違いで、ともに日米球界を盛り上げたレジェンド同士。「今年51になる。松井秀喜は50になる。いつまでこれをできるか分からない。体の状態とか分からないし、このまま会わずに死んでいくのか、変な感じ」。葛藤を明かしながらも、「かといって、突然誘って酒飲む、飯食うというのも何か違うし」と、誘うまでのアプローチ方法が浮かんでは消えていたという。

 そこで浮かんだのが、東京ドームという舞台で、野球を介しての再会だった。「東京ドームだし、絵として美しいし、驚いてもらえるし、再会もできるし、その後、酒も飲めるかもしれないし。悪いことはないなと思って。声を掛けたというのがいきさつ」と明かした。

 松井氏は「自分の中ではイチローさんが51歳。これは記念にしなくちゃという年だった。51=イチロー。そのイチローさんが51歳。そこに呼ばれて、行かないという選択肢は考えづらかった。ここは祝福しなければならない」と明かした。

 最後に会ったのは、14年のヤンキースでのキャンプだったという。松井氏は「ちょうど10年ぶりだと思って、ここは絶対行くべきだと。行って、直接久しぶりに会って、野球して、ついでにお酒を飲んで。すばらしいこの機会を逃しちゃいけないなと」と、快諾するまでの心境を明かした。

 イチロー氏から「断る理由なんかいくらでも作れるからね。めんどくせえなとか」と振られると、松井氏は「“めんどくさいな”はなかった」と答え、「イチローさんに野球に誘われて、断れる人間はいないですよ、世界中」とも話していた。

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