松井秀喜氏 イチロー氏と真逆の打撃アプローチに驚嘆「その感覚が自分とはまったく違う」
スポニチアネックス / 2025年1月5日 20時44分
ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏(50)が、5日放送のBS-TBS特番「イチローVS松井秀喜~今だから話せる本音対談~」(後7・00)に出演し、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)と打撃論について語り合った。
1学年違いで、ともに日米球界を沸かせたレジェンド同士の対談。昨年9月に収録された。
松井氏によると、お互いの打席でのアプローチは真逆という。「僕はピッチャーの球を少しでも長く見たいと思って、後ろのラインくらい踏んじゃうんです。キャッチャー寄りの(位置に立つ)」。投手からはできるだけ距離を取り、球を最後の最後まで見極めるという。
一方で、松井氏から見たイチロー氏の打席は、まず立ち位置から違ったという。「イチローさんは結構、前にいるでしょう?なおかつ、そこから体重移動が結構(あった)。自らその距離を近づけているというか、言い方は悪いけど、損しているというか。その感覚が自分とはまったく違う」と、見解を口に。「自分は軸足を残して、なおかつ一番後ろに立って。手も後ろまで行って、少しでも長く見てという感じなんですけど、まったくそのアプローチは逆」と驚いた。
イチロー氏も「確かにそう考えればそうです」と、松井氏の説明に理解を示した。大事にしていたのは、いつもと変わらない感覚を保ち続けることだったという。「僕の場合は、バットの形を変えないのと同じように、打席の位置はこのピッチャーとの距離が同じじゃないと気持ち悪いんですよ。これを変えちゃうと、ズレるみたいな」と説明。「バットの形を変えないのも、自分の状態が分からなくなるから、一定にしておきたい。それに近い感覚」と打ち明けた。
イチロー氏の解説を聞いた上で、松井氏は再びその打撃法を説明した。「これだから打てるんだなっていうのが、手が絶対に最後まで出てこないんですよ。体は行くんだけど、手が最後まで出てこない。体は出てくるんだけど、バットが出てこない。最後にフッて出てくる。それで90度、打ち分けちゃう」。さらに「その技を持っている人って、メジャーでも見たことがない」と驚嘆していた。
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