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イチロー氏「天才型は、実はこっちなの」 理論も常識も超えた松井秀喜氏のスイングを称賛

スポニチアネックス / 2025年1月5日 21時10分

対談したイチロー氏(左)と松井秀喜氏

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が、5日放送のBS-TBS特番「イチローVS松井秀喜~今だから話せる本音対談~」(後7・00)に出演し、対談したヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏(50)の打撃を「天才型」と表現する場面があった。

 1学年違いで、ともに日米球界を沸かせたレジェンド同士の対談。昨年9月に収録された。

 対談では、バットを手にお互いの打撃論について評する時間も。イチロー氏は「僕の場合は、体の近くを(バットを)通す、インサイドアウト型。松井秀喜の場合は、後ろに(重心を)残して、僕にはできないし、僕がやったら打てない形をしている。後ろに残っているので、この(重心を置いている左の)膝が見えてくる型」と、体を使って説明した。

 イチロー氏によると、松井氏のスイングは最後に、投手側から軸足の左膝が見える状態になるという。さらに「だけど、打つでしょう?天才か?って思った。僕が考える、ヒットが出る型をしていないのに、結果を出している。天才か?と思った」と、驚きをもって語った。

 松井氏は、左膝については「その意識はないんです」という。「やっぱり強く打ちたい。強く打つためには、外(角)でも多少、引っ張りたい。そういうふうに教わってきた。特にジャイアンツの時には」と振り返り、「今思うと、メジャーを考えると、良かったのか悪かったのかはよく分からないですけど。逆方向にも、もっとうまく打てたら良かったんですけど」と本音も漏らした。

 すると、イチロー氏は「これダメだよって、高校生に言っている型」と、指導の上ではノーと言われることがあるスイングだと説明。「これ聞いて、僕はまた天才だと思うんだけど、イメージと型が合ってないのに、何で打てるんだよという。だってそうでしょう?僕の場合は、イメージと型が合っていると思う。自分が描いているイメージと型が、そのまま表現できている」と、松井氏と自身の打撃を比較した。

 その上で「でも、今聞いていたら、違うよね」とも。「自分のイメージしている型と、実際の型が違うのに…。天才ってそうだろう?言っていることと、やっていることが違うんだもん。天才型は、実はこっちなの。世の中の人は反対だと思っているけど、そうじゃない」と、松井氏を見やりながら称賛を続けた。

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