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小野花梨 飾らず花咲かす ドラマ単独初主演&初大河 子役から若手実力派女優へ、26歳20年目の飛躍

スポニチアネックス / 2025年1月6日 5時2分

笑顔でポーズを決める小野花梨(撮影・白鳥 佳樹)

 「若手実力派」として注目される女優の小野花梨(26)が今年、大きく飛躍しそうだ。9日スタートの日本テレビ系「私の知らない私」(木曜後11・59)でドラマ単独初主演。5日に始まったNHK「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たした。

 2006年、8歳の時に子役でデビューしてから20年目。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(21~22年)に出演するなど、着実にステップアップしてきた。単独初主演を前に「今まで同様、頂いた役に真摯(しんし)に向き合って挑みたいです」と抱負を口にした。

 透明感あふれるルックスに柔らかな雰囲気をまとう。これまで数多くのドラマや映画に出演し、難役も多く演じてきた。特に話題になったのが、風間俊介(41)とダブル主演した23年の「初恋、ざらり」(テレビ東京)。軽度の知的障がいと自閉症の女性を自然かつ繊細に演じ切った。

 「私の知らない私」でも、記憶が失われた空白の一年を紡ぎ出すべく奮闘する会社員という難しい役どころで、長いキャリアで記憶喪失を演じるのは初。「台本と向き合う時間がこれまでで間違いなく一番長いです」とその難しさに苦笑いするも「脳味噌フル回転で“自分でもどんな子か分からない”という余白やゆらぎを意識して表現できれば」と向き合っている。

 ここまでのキャリアを「2、3段飛ばしの飛び級ではなかった。でも、階段をコツコツ1段ずつ上ってこられたかな」と振り返る。「ローペースで進んできたからこそ見える世界や紡げる言葉があることを最近やっと思えるようになりました」と確かな成長を口にした。

 今年は大河にも初出演し女郎役を演じる。多忙かつ節目の一年となるが「無理をしない。自分を大きく見せない」と着実な歩みを変わらず続けていく。目標を聞くと、大きく打ち出さず等身大に「健康」と柔らかな笑顔で答えた。飾ることなく大きな花を咲かせていく。(山内 健司)

 ○…「私の知らない私」は、目覚めると1年間が空白となった主人公が記憶をたどる中で、仕組まれた罠や記憶を失った理由の真実に迫っていくヒューマン・ラブサスペンス。小野は「人を引きつける求心力、疾走感が強い」と表現し「1話を見たら必ず次の話をすぐ見たくなるはずです」とアピールした。今作はクランクイン前に全ての台本が用意されたといい、小野は「不可能に近いことを実現してくださったスタッフさんの真ん中に立たせていただくことは身の引き締まる思い」と話した。

 ○…これまでのキャリアで大きな一つの転機になった作品として、小学6年時に参加したテレ東ドラマ「鈴木先生」(11年)を挙げた。「この作品で、演じるということの楽しさや厳しさを存分に教えていただいた」と振り返った。

 ◇小野 花梨(おの・かりん)1998年(平10)7月6日生まれ、東京都出身の26歳。06年にTBSドラマ「嫌われ松子の一生」でデビュー。22年公開の映画「ハケンアニメ!」で、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。1メートル58。

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