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阪神ドラ3・木下が年男の誓い 決め球がない現状から脱皮へ“才木フォーク”習得で「一皮むける!!」

スポニチアネックス / 2025年1月6日 5時16分

キャッチボールする阪神ドラフト3位の木下(撮影・岡田 丈靖)

 阪神ドラフト3位の木下(KMGホールディングス)が、母校・福岡大の野球場で自主トレを公開した。01年の巳(み)年生まれの右腕は、年男にちなんだ新年の誓いとして色紙に「一皮むける!!」としたためた。確たる決め球がない現状から脱皮するため、“才木フォーク”の習得を目指す。

 「才木さんは自信を持ってフォークを投げている。自分にも必要なところ。教えていただきたいですし、どういう感じで投げてるのか、吸収できるものは吸収していけたら」

 昨シーズンでチームトップの13勝を挙げた才木の決め球が、直球の軌道のまま落ちるフォークだ。阪神入団時から数えて救援、先発を含めた公式戦80試合でいまだ被本塁打なしの“無双球”。最速156キロの直球を武器とする本格派の木下が持ち球のスライダー、カットボールに加えて縦の変化のウイニングショットを確立できれば、ルーキーイヤーから一皮も二皮もむける可能性は大いに広がる。

 「自分がどんな世界に入るか分かっておかないといけないので勉強はしています。プロ野球に行くという意識が芽生えてきたのかなという感じで最近はいろいろ見ちゃいます」

 阪神にドラフト指名された直後から、YouTubeなどで才木の投球動画をチェックする右腕は、昨年12月28日に退社して自動車販売の社会人生活が終了。年末年始も継続的に体を動かし、この日は前日から2日続けてマウンドで捕手を立たせた状態で20球を投げた。才木に弟子入りするためには、1軍キャンプメンバー入りが必須条件。その準備は着々と整いつつある。

 近日中に入寮を予定し、「自分も高いレベルで吸収できるものがいっぱいあると思う。良いものはどんどん取り入れて、どんどん成長していきたい」と気合十分。23歳右腕が、春季キャンプから猛アピールを開始する。(石崎 祥平)

 ≪太宰府天満宮を参拝、5年連続の大吉≫木下は、「学問・文化芸術の神様」として知られ、九州を代表する太宰府天満宮を2日に参拝したと明かした。2年連続だといい「1年間ありがとうございました、というのと、今年もよろしくお願いします、ということで。毎年大吉なんですよ。5年連続で」と笑み。中に書かれた内容は、なぜか「病気には気をつけよ」など運勢の割にマイナスな記述が中心だったが、それでも「良いことしか信じないので」と気にしていなかった。

 【木下に聞く】

 ――年末年始は、どのように過ごした?

 「実家と、おばあちゃんの家に行ったりで、ゆたっとしていました」

 ――入寮の準備は?

 「今からですね。何もやっていないです。ヤバイです。バタバタです…」

 ――指名されてからここまで取り組んできたテーマは。

 「指名されてから“どうしよう”ではなくて、現状を保てるように練習を今までずっとやっていた。体がなまらないように、常に体を動かしておこう、という感じです。バチバチ体を鍛えようというのは全然ないです」

 ――年男。

 「年男と厄年、どっちが勝ちます?厄年なんですよ。どっちが勝ちますかね、どっちが強いですかね?年男に勝ってもらわないと困るんですけど…。でもいいことしか信じないので。年男の方を信じて何かいいことあればいいなと」

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