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松山英樹 開幕戦初V王手 記録ラッシュの62で単独首位維持 72H34アンダーのツアー記録更新も視界

スポニチアネックス / 2025年1月6日 3時0分

14番、ショットを放つ松山(AP)

 ◇米男子ゴルフツアー ザ・セントリー第3日(2025年1月4日 米ハワイ州 プランテーションC=7596ヤード、パー73)

 世界ランク6位の松山英樹(32=LEXUS)が11バーディー、ボギーなしの62で回り、通算27アンダーで単独首位を守り、開幕戦初制覇、ツアー通算11勝目に王手をかけた。62はこの日最少タイで大会自己最少スコアを3打更新。1ラウンド11バーディー、11アンダーはともにツアー自己新、54ホール終了時の27アンダーはツアー記録に並んだ。最終日は、1打差の2位で追うコリン・モリカワ(27=米国)らと最終組で争う。

 17番パー4、松山はティーショットを右に大きく曲げた。ボールはカート道路で跳ねて斜面のベアグラウンドへ。ブッシュの手前で止まった。

 「ないと思ったので、ラッキーだった」。幸運を生かし第2打でグリーンを捉えてパーで終えると、18番パー5では第2打をグリーン手前カラーに運び、11個目のバーディーで締めくくった。

 18ホールのツアー自己最少スコア61には1打及ばないものの、11バーディー、11アンダーはいずれもツアー自己最多。54ホール終了時の通算27アンダーは大会コース新記録で、ツアー記録に並んだ。

 メジャー2勝のモリカワと最終組で激闘を演じた。1打差で出て5番で逆転されたが、前半5バーディーを重ねて首位に並んで折り返した。14番で1メートルに付けてリード。16番ではモリカワが50センチにつけた後、奥から傾斜で戻して20センチにぴたり。両者バーディーで観客を沸かせた。ともに大会記録にあと1打と迫る62で回った。

 モリカワが「互いのプレーがかみ合ったラウンド。2人ともあれだけ良いプレーをしていると楽しかった」と言えば、単独トップを守った松山は「コリンが良いプレーをしていたので、それについていこうとした」と振り返り「楽しいなと思うけど、明日はもうちょっと控えてほしいな」と冗談めかしながらライバルを称えた。

 この日も平均飛距離296.7ヤード(7位)、フェアウエーキープ率80%(6位)、パーオン率94.44%(4位)と数値はショットの好調さを物語る。今大会から新パターを投入したグリーン上もパットの貢献度が5位と好感触が続く。22年のこの大会でキャメロン・スミス(オーストラリア)がマークした通算34アンダーの72ホール最多アンダーパーのツアー記録更新も現実味を帯びてきた。

 首位で最終日を迎えるのは8度目で21年マスターズなど過去7回中4回は逃げ切っている。開幕戦初制覇、昨年8月のフェデックス・セントジュード選手権以来のツアー11勝目は目前。「良いプレーをするだけ」と静かに闘志を燃やしている。

 【松山の今大会の記録】

 ☆最多アンダーパー 1ラウンド(18ホール)11アンダーは、22年AT&Tバイロン・ネルソン最終日(パー72)での10アンダー(1イーグル、9バーディー、1ボギー)のツアー自己最多記録を1打更新した。1ラウンドのツアー自己最少スコアは17年ブリヂストン招待最終日(パー70)の61。

 ☆最多バーディー 1ラウンド11バーディーは、19年BMW選手権最終日など2度記録した10バーディーのツアー自己最多記録を1個更新した。

 ☆通算27アンダー 第3ラウンド(54ホール)終了時の通算27アンダーは、現在のコースに移転した99年以降の大会コース記録を1打更新。14年アメリカン・エキスプレスのパトリック・リード(米国)、24年同大会のニック・ダンラップ(米国)のツアー記録に並んだ。

 ▽ザ・セントリー 昨季から創設された8試合のシグニチャーイベント(昇格大会)の一つで出場者は昨季優勝者、年間ランキング上位50人などに限られ、賞金、ポイントも他大会より高い。今季開幕戦ともなる今大会の優勝賞金は約5億7000万円。第1回は53年にラスベガスで行われた。99年から現在のコースで開催。松山は5年連続8回目の出場で17年2位が最高、昨年は59人中58位だった。

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