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選手もファンも車も燃えたローマ・ダービー、ローマの73歳ラニエリ監督が“不敗伝説”継続

スポニチアネックス / 2025年1月6日 9時2分

ローマのラニエリ監督(AP)

 ◇イタリア1部第19節 ローマ 2ー0 ラツィオ(2025年1月5日 ローマ)

 セリエA伝統のローマ・ダービーが行われ、ローマが4位のラツィオを2-0で破り10位に浮上した。今季途中で就任したクラウディオ・ラニエリ監督(73)は過去2度の監督時代と合わせて同ダービー5戦全勝とした。

 近年は安全上の観点から昼間に開催されてきたローマ・ダービーは、6季ぶりにナイトゲームで実施された。開始約1時間前の市内では両チームのサポーター同士が衝突し、花火が当たった車両が炎上する騒ぎに発展。警察がサポーター数百人を隔離した。

 試合は前半10分にMFペレグリーニ、18分にMFサレマーカーズがゴールを決めたローマが早々と2点をリード。支配率33%、シュート数6-15と圧倒されながらも、GKスピラールやDFフンメルスを中心にゴールを割らせず、レッドカード1枚、イエローカード9枚が飛び交い、小競り合いも発生した一番を制した。

 かつて弱小レスターをプレミアリーグ優勝に導く奇跡を起こしたラニエリ監督は、昨季限りでカリアリの指揮官を退任して監督業引退を表明。しかし、今季開幕から監督が2人解任されるなど不振の古巣ローマから要請を受け、昨年11月に自身3度目の就任を果たした。ローマは09年9月から11年2月までと、19年にも3カ月間率いたが、ラツィオ相手には負けなし。インテル・ミラノ、ユベントス、サンプドリアの監督としても、それぞれミラノ、トリノ、ジェノバのダービーで勝っている。

 毎週のように選手や布陣を変えるため、かつては「ティンカーマン(壊れた修理工)」とも呼ばれたが、AP通信は「ティンカーマンはもう忘れよう。クラウディオ・ラニエリは今やダービーマンだ」と報道。2点目を挙げたサレマーカーズは「この監督はローマの伝説。厳しい時期にチームを指揮してチームをリセットし、メンタル面を改善した」とうなった。指揮官は「チームにエネルギーが欠けているなら補給する必要があるが、ダービーはチームにエネルギーを与えるので監督は何もする必要がない。自分は選手がピッチで全力を尽くせるよう、彼らを落ち着いた状態に保とうとするだけだ」と説明した。

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