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真田広之「SHOGUN」は“賭け”だった 会見で明かす「同作は70%が…」Gグローブ賞主演男優賞

スポニチアネックス / 2025年1月6日 12時32分

会場で笑顔を見せる真田広之(AP)

 米国の映画、テレビドラマに与えられる「第82回ゴールデングローブ賞」の授賞式が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、「SHOGUN 将軍」の主演・プロデュースを務めた真田広之(63)がテレビドラマ部門の主演男優賞を受賞した。同賞を受賞するのは日本の俳優で初めてとなる。

 真田は受賞スピーチで「私の人生に関わってくれた全ての人に感謝します。皆さんのおかげでこの場に立てた」と英語で感謝。

 また受賞後の記者会見でも同様に英語で万感の思いを伝えた。「同作は70%が字幕付きの日本語の会話でした。これは私にとって“賭け”でしたが、観客は他の文化を理解し、楽しむことができました」とコメント。「だから、『SHOGUN』は言語の壁を打ち破ることができたと信じています」と力強く語った。

 さらに「これは日本の映画制作者や俳優だけでなく、世界中の映画制作者や俳優にとって大きなチャンスをもたらし、今や扉は以前よりもはるかに広がりました」としみじみ。「これが次の世代にとって大きなステップになることを望んでいます」と力を込めた。

 同作はテレビドラマ部門の作品賞にノミネートされ、真田広之が日本人初の主演男優賞に、アンナ・サワイが主演女優賞、浅野忠信が助演男優賞と4部門にノミネートされていた。

 昨年9月、米テレビ界のアカデミー賞と言われる最高の栄誉「第76回エミー賞」ではドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の主要部門を独占した。真田は日本人として初めて主演男優賞を受賞。同月8日に発表された技術・制作部門を合わせ史上最多の18冠という歴史的快挙を達成した。

 ▽SHOGUN 将軍 「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。有力大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士、按針の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞の戸田鞠子(サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。2月に配信が開始されると、6日間で900万回視聴された。日本ではディズニープラスで配信中。

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