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小林旭 5年前に元女優の妻が他界 「大丈夫」も脳腫瘍が判明し即入院手術から…息子に残した最期の言葉は

スポニチアネックス / 2025年1月6日 15時19分

小林旭

 俳優で歌手の小林旭(86)が6日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。5年前に他界した妻で女優の青山京子さん(享年84)の最期を明かした。

 司会の黒柳徹子は「料理上手で小林さんの健康管理をしてくれた奥様は元女優の青山京子さん」と紹介した。

 「でも奥様は小林さんを支え続けたんですけれども5年前に」と明かすと、小林は「そうですね。いわゆるがんというやつで、闘ったんですが」と明かした。

 京子さんは病気と分かる前は体調が悪そうな様子が1年ほど続き、日ごとにやつれていったため、小林が「おいどうした、何か悪いんじゃないのか」と尋ねても、京子さんは「大丈夫」と詳しく話そうとしなかったという。

 「その時は脳腫瘍の状態で侵され始めてた。頭が痛くてしょうがないっていうのを娘に言ってたんです」と小林。娘が京子さんを脳外科へ連れて行ったところ、脳腫瘍であることが分かり「いきなり入院しなさいと」とすぐに手術を受けたとした。

 しばらく面会はできなかったが、ようやく対面を果たすと、京子さんは「ごめんなさい、こんなことになっちゃって」と謝罪したという。迷惑をかけたことや、容姿を気にしての言葉だったが、そんな言葉が出て来るほど「神経を使う(気を使う)人でしたね」と回顧した。

 「苦しくなってる時も僕に無駄な神経使わせたくないということで、痛いとか疲れたとか一切言わなかった」とも話すと、「頑張り屋だって言ったら頑張り屋なんですけど。良し悪しなんですよね、考えてみたら。もっとはっきりと普通に言ってくれてれば、なんか打つ手があったんじゃないかなと思うことが多々ありましたけどね」と悔しがった。

 京子さんはその後日常生活も不自由になり、字も書けなくなってしまったという。「最期の時は“それじゃあ明日ね”“じゃあ明日ね”“おやすみなさい”っていうぐらいな状態の、何気ない言葉を交わした状態で、その病院を後にした。その僕が後にした数時間後に最終的に…。今度は肺の方にがんが移ってて。結局最終的には肺がんという状態になって、血痰を吐いて終わりになったんですけれども」と打ち明けた。

 最期は小林の代わりに見舞いに訪れていた息子が見届けたと言い、京子さんは息子に「とっても素晴らしい人生を過ごした。幸せだったよ私は」「ごきげんよう」との言葉を残したという。小林は息子の連絡で慌てて病院に駆けつけたが「その時にはもう冷たかったからですね」と語った。

 小林は「よく分かりませんけれども、開けっ放しで何かを言って伝えてくれなかった分、寂しかったなと思うことが多々あります」ときっぱり。「自分のつらいところ、苦しいところは絶対に見せたくないと。こぼさなかったですね、何にも」とも語ると、「それはやっぱり後になればなるほど、切ないですよ」と寂しそうに話した。

 

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