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「SHOGUN」Gグローブ賞4部門を完全制覇 次作は「夏か秋か」撮影開始 脚本、制作費など高まる期待

スポニチアネックス / 2025年1月7日 4時31分

「第82回ゴールデングローブ賞」左からコズモ・ジャービス、「テレビドラマ部門」主演女優賞のアンナ・サワイ、同主演男優賞の真田広之、同助演男優賞の浅野忠信(AP)

 ◇ゴールデン・グローブ賞 「SHOGUN 将軍」が作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞の4冠

 第82回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が5日(日本時間6日)、米ロサンゼルスで行われ、テレビドラマ部門で真田広之(64)が主演・プロデュースした「SHOGUN 将軍」が作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞を制した。主演男優賞の真田と助演男優賞の浅野忠信(51)は日本人として初の受賞。ノミネートされた4部門を完全制覇する歴史的偉業を達成した。

 映画ではアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞だが、今年はドラマ部門で日本旋風が巻き起こった。

 受賞ラッシュのトップを飾った真田は「私の人生に関わってくれた全ての人に感謝したい。皆さんのおかげでこの場に立てた」と感慨深げ。米国に拠点を移して20年余り。「私の人生の全ての経験を『SHOGUN』に注ぎ込みました。そして、私をここに連れてきてくれた。素晴らしい旅でした」と万感の表情で語った。

 ジェームズ・クラベルの小説「将軍」が原作。武将たちの謀略が渦巻く関ケ原の戦いの前夜を描いた。真田は、徳川家康がモデルの吉井虎永を演じた。プロデューサーとしても常に撮影に立ち会い、日本から時代劇の精鋭スタッフを呼び寄せ、俳優の所作や殺陣、衣装や小道具など細部にまでこだわった。セリフの約7割が日本語というハードルを乗り越え、昨年9月の米テレビ界最高峰の名誉となる第76回エミー賞では連続ドラマ部門で作品賞、主演男優賞など歴代最多の18冠を獲得した。

 この日に向けても、投票権を持つジャーナリストにロビー活動を展開したとされる。授賞式後の会見では「字幕付きの日本語の会話は、私にとって賭けでした」と告白。その上で「観客は他の文化を理解し、楽しむことができました。だから言語の壁を打ち破ることができたと信じています」と自負をのぞかせた。受賞スピーチでは、若きクリエーターや俳優たちに向け「自分らしくあり続けてください。自分を信じ、決して諦めないでください。幸運を祈ります」とメッセージを送った。

 「SHOGUN 将軍」は既にシーズン3までの制作が決まっている。原作となる小説がないため、脚本がどのようなストーリーで構成されるのか、シーズン1では1話10億円とされる制作費がどれほどに膨らむのかなど期待が高まる。プロデューサーのジャスティン・マークス氏は現地メディアに、シーズン2の脚本があと6週間で仕上がると説明。撮影の開始時期については、真田が「夏か秋か」と答えた。日本でロケをする意向も示しており、挑戦はまだまだ続く。

 ▽ゴールデン・グローブ賞 映画やテレビドラマの作品、出演者らに贈られる賞で、後の米ハリウッド外国人記者協会が設立した。「黄金の地球」を意味する。第1回の授与は1944年。56年以降にテレビ関連の賞が追加された。映画部門は米アカデミー賞の前哨戦といわれている。日本を含む80カ国超の約330人が投票権を持つ。黒人とアジア系はそれぞれ1割を超える。

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