吉沢亮 泥酔で住居侵入容疑「記憶が飛んでしまった」 注目映画公開前に関係者「影響がなければいいが」

吉沢亮

　俳優の吉沢亮（30）が昨年12月、自宅マンションの隣室に無断で侵入したとして、住居侵入の疑いで、警視庁から任意で事情を聴かれていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。昨年12月30日午前10時半ごろ、東京都港区にあるマンションの一室に侵入した疑いが持たれている。任意の調べに「前夜から飲んで、記憶が飛んでしまった。トイレをしたくて勝手に入ったのだと思う」などと話しているという。

　吉沢はアサヒビール「アサヒスーパードライ　ドライクリスタル」で酒のCMに出演中だった。同社は本紙の取材に「事実関係を所属事務所に確認中です」としたが、この日夜までに商品公式サイトから吉沢の画像と動画を削除した。

　吉沢の所属事務所はこの日、今回の件について公式サイトで謝罪。事務所によると、隣室の玄関の鍵が開いていたため入室したといい、吉沢は鍵を壊すなどの行為はなかった。滞在時間は5分ほど。トイレに入った以外、住民にケガをさせるようなこともしていないという。公表が年をまたいでこの日になったことは「隣室の方へのご迷惑になることと、まだ捜査中の段階だったため」とした。吉沢はすでにマンションからは退去している。会見は未定という。

　吉沢は酒好きとして知られ、関係者は「俳優仲間の間で“吉沢さんは酒に異常に強い”というのは有名な話。毎晩のように飲んでいて、飲み過ぎて酒にのまれることもある」と明かした。22年12月にはインスタグラムで、数時間にわたってシャンパンなどを飲み続け、泥酔した姿を公開したこともある。

　吉沢は2009年、現在の所属事務所の大規模オーディションに応募したことをきっかけに芸能界入り。19年の映画「キングダム」、21年にはNHK大河ドラマ「青天を衝け」と大作に主演している。昨年のCM起用社数は9社（ニホンモニター発表）に上る。

　来月14日には主演映画「ババンババンバンバンパイア」の公開が控え、プロモーション活動が始まるタイミングだった。また6月6日には、異色の歌舞伎俳優を演じる主演大作映画「国宝」が公開予定で、映画関係者は「いずれも注目作。影響がなければいいが」と不安げ。今後の活動について事務所は「これから関係各所と相談する」としている。