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「運命なのかな…」まさかの甲子園辞退…から再起 西原太一は上武大で夢のプロ入りへ

スポニチアネックス / 2025年1月7日 13時15分

大学で打者としてのスケールが増した西原(撮影・柳内 遼平)

 関甲新学生野球リーグの上武大は7日、群馬県伊勢崎市内のグラウンドで今年初めての練習を行った。

 今秋ドラフト候補に挙がる西原太一外野手(3年)は大学野球ラストシーズンに向け、「チームでまとまって一番良い形で終わりたい。笑って、みんなで喜んで、形としては日本一。個人としてはプロに行きたいので走、攻、守で活躍して、チームに貢献できたらいいなと考えています」と意気込んだ。

 50メートル走6秒1、遠投114メートルと三拍子そろった右打ち外野手。昨秋のリーグ戦では3本塁打をマークし、堂々の本塁打王を獲得。同年ドラフトでは巨人から3位指名された荒巻の2本塁打を上回った。自信を深めて迎える新シーズンで「雰囲気が凄くいい。できるだけ(タイトルを)獲ります。4割、4本は打ちたい」とキャリアハイを目指す。谷口英規監督も「(大学)ジャパンに入れるくらいの力がある。パワーの部分だったら断然抜けています。上(プロ)にいけるだけの力がありますね」とその才能を高く評価した。

 宮崎商でも高校通算24本塁打をマークし、3年時は春、夏連続で甲子園に出場。ただ、最後の夏の甲子園では思わぬ事態が発生した。初戦の智弁和歌山戦を前に新型コロナウイルスの感染者が続出し、出場を辞退することになった。背番号9だった西原も高熱にうなされ、「もしあそこで結果が出れば(高卒)プロもあったのかもしれない」と振り返る。それでもプロ野球選手を輩出してきた上武大では進藤(日本ハム)や荒巻(巨人)らの背中から学び、大きく成長。売りだった打撃では体にバットを巻き付けるように強く振るスイングを習得した。「これもやっぱり運命なのかという感じ。チームメートに恵まれているので本当に野球が楽しい」と感謝する。勝負の1年、大学でスケールアップした男が再び夢に挑戦する。(柳内 遼平)

 ◇西原 太一(にしはら・たいち)2003年9月5日生まれ、宮崎県佐土原市出身の21歳。広瀬北小では広瀬北ソフトボールスポーツ少年団。久峰中では軟式野球部に所属。宮崎商では2年秋からベンチ入り。宮崎商では高校通算24本塁打。上武大では1年春にリーグ戦デビュー。50メートル走6秒1、遠投114メートル。憧れの選手は阪神・森下。特技は絵を描くこと。1メートル81、85キロ。右投げ右打ち。

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