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昨年の秋季北海道高校野球大会優勝で、今春の選抜甲子園出場確実の東海大札幌が25年初練習

スポニチアネックス / 2025年1月8日 6時3分

練習中に雪かきする東海大札幌ナイン

 昨年の秋季北海道高校野球大会を制し、今春の選抜甲子園出場を確実にしている東海大札幌が7日、札幌市内の同校で25年初練習を行った。遠藤愛義監督(40)は練習前に、部員に向けて今季の目標とテーマを盛り込んだ文章を送信。15年の前回選抜出場時の準V超えへスタートを切った。

 練習前のミーティングは、1分以上の「静寂」で始まった。部員は、携帯電話に送られてきた文章に見入った。遠藤監督は「選抜(甲子園)が決まれば10年ぶり。北海道の学校で選抜優勝したチームはない。そこに自分たちの名前を刻むことができるか」と選手を見渡した。

 最大目標は「夏の日本一」だが、目標に付随するテーマは「新時代を築く」。24日の選考委員会での正式決定を待つ選抜甲子園は、直近の最大目標だ。昨オフを踏まえ1、2月は数値化しての体づくりに重点を置く。遠藤監督は「新たな選手が出てくることがうれしい。下級生(1年生)には期待したい」と個々の成長を願う。

 この日は早速、午前と午後の2部練習で汗を流した。山口聖夏主将(2年)は「(選抜が)決まれば10年ぶりなので、新しい扉を開く。自分たちが新しい東海をつくる。進化し続ける」と勝負の25年を見据えた。(竹内 敦子)

 ○…昨年11月の明治神宮大会で先発、救援として2試合で計7イニング無失点、広島商との準々決勝では自己最速144キロをマークした矢吹太寛(2年)は「甲子園に向けて直球の質を上げていく」と力を込めた。今夏の150キロ到達を目指し、春は自己最速更新をもくろむ。食事の量と回数を増やし、体重は明治神宮大会から2キロ増の71キロに。北海道神宮での初詣のおみくじで「大吉」だった左腕は「信頼されるエースになりたい」と表情を引き締めた。

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