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阪神・伊藤将 日本一フォーム回帰「一昨年(23年)に近づけるように」右手の高さ意識的に下げる

スポニチアネックス / 2025年1月8日 5時17分

阪神・伊藤将、23年の投球フォーム

 阪神・伊藤将が“日本一フォーム”回帰を図る。8日から21日まで、福岡で岩貞、岩田(DeNA)と合同自主トレを予定。明確なテーマを掲げ、充実の2週間とする構えだ。

 「一昨年(23年)に近づけるように。フォーム改善とか、そういうのを、データを取りながらやっていけたらいいなと思います」

 23年といえば、キャリアハイの10勝、防御率2・39をマーク。146回2/3を投げて初の規定投球回に到達し、フル回転でチームのリーグ優勝、日本一に貢献した。そのフォームを取り戻す。

 「(ポイントは)グラブの使い方だったりとか。右手の。右手を上げすぎると返す時に遅れてしまう。そこをなるべくスムーズにいけるくらいの高さで」

 改善箇所の一つに挙げたのが、グラブを着用している右手の高さだ。昨季は「(投げる時に)けっこう上がっていた」と分析。そこで今季は意識的に少し下げ、スムーズにリリースへと向かう形をつくる。加えて「左足の体重の乗っかりとか我慢するところもそう」と言葉を続けた。

 フォーム改善のため自己最速で本格投球も開始した。「ちょっと早めに投げています。(投げ始めたのは12月)25、26とか。そういう(キャンプ初日からブルペン入りできる)状態で入れるように、この自主トレはしたい」。2月1日から“日本一フォーム”でブルペン入りし、藤川監督へのアピールを図る。

 「(シーズンの)アタマからしっかりやれるように。アピールしたい」。昨季こそ4勝5敗、防御率4・62にとどまったが、新人から3年連続2桁勝利と実績十分の左腕。フォーム改善を、復権への手始めとする。(松本 航亮)

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