【高校ラグビー】桐蔭学園が連覇 令和最強6大会で4度目V 「弱い」をはねのけ最高の集大成
スポニチアネックス / 2025年1月8日 4時33分
◇全国高校ラグビー大会決勝 桐蔭学園40―17東海大大阪仰星(2025年1月7日 花園ラグビー場)
桐蔭学園(神奈川)が東海大大阪仰星(大阪第2)を40―17で破って2度目の連覇で5度目の優勝を果たした。大阪勢との決勝は4度目にして初勝利で、関東勢が決勝で大阪勢を破るのも初めて。FL申驥世(シン・キセ、3年)主将を中心に、接点の攻防で優位に立った。令和の6大会で4度目の優勝を成し遂げ、黄金時代の到来を印象づけた。
1年前とはまた違う喜びがあった。昨年の優勝メンバーでもある申主将は「ホッとした。肩の荷が下りた」と安堵(あんど)の表情。決勝で過去3度、はね返された大阪勢に雪辱し、「歴史を刻むんだとわくわくしていた。強い相手に勝ててうれしい」と万感の思いに浸った。
ビッグプレーが連覇を引き寄せた。12―7で迎えた後半9分。ゴールラインまでは約30メートルあったが、申は「あそこで押し込めば相手の心を折って精神的に優位に立てる」とラインアウトからモールで押し切ることを選択。「ずっと練習してきたプレーだったので熱くなった。ターニングポイントになった」。貴重な追加点で試合を決定づけた。
新チームは負けから始まった。昨年2月の関東新人大会は準優勝で3月の全国選抜大会はベスト4。最強世代と言われた昨季と比較され「今年のチームは弱い」「お前たちじゃ優勝できない」などと言われてきた。さらに10月上旬、申、No・8新里、FB古賀の昨季優勝メンバー3人がそろって負傷離脱。チームの危機的状況に「このままで勝てるとは思えない」と3年生を中心に約2時間、本音をぶつけ合った。「初めて腹を割って話した。言い争いにもなったけど、団結できた」。連覇へ、覚悟が決まった。
申は「もがいている数が違う。それを乗り越えたことが力になった」とこの一年を振り返る。「連覇のプレッシャーよりも、自分たちの代で優勝したい思いが強かった。良い代だと証明できた」。チームの成長が結実し、最高の集大成を迎えた。
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