ニッポン放送社長 中居正広番組 トラブル発覚後の年末年始に放送した理由語る

中居正広

　ニッポン放送は8日、東京・有楽町の本社で定例社長会見を行い、タレントの中居正広（52）がパーソナリティーを務める「中居正広　ON＆ON　AIR」（土曜後11・00）の放送が休止となることを発表した。

　檜原麻希社長は「放送されている状況やそのあたりを鑑みて、総合的に判断し、今週に関しては放送休止とさせていただきます」と語った。次回放送の11日以降については「また共有し、その都度判断していく」とした。

　中居は女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚し、騒動となっている。同番組はトラブル発覚後の昨年12月28日、今年1月4日にも予定通り放送していた。この理由について檜原社長は「総合的な判断。当時の報道で何かを導き出すものはなかったというのがすべて」と話した。

　本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万～9000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。

　各局の中居の出演番組は相次いで差し替えになっている。7日夜の日本テレビ「仰天ニュース」4時間特番は予定通り放送されたものの、中居の出演シーンはカットされた。

　10日放送予定だったTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ　新春SP」は2021年公開の映画「花束みたいな恋をした」に変更に。また、11日に予定されていたテレビ朝日「中居正広の土曜日な会」（土曜前11・30）は午前11時30分からの同番組の枠が「番組未定」となり、昼のニュースの後の正午以降の枠は「激レアさんを連れてきた。傑作選」に差し替わった。12日に予定されていたフジテレビ「だれかtoなかい」（日曜後9・00)は同局公式サイトの番組表が「調整中」となっている。出演していたソフトバンク、タイミーのCM動画は削除されている。