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古市憲寿氏 気象庁のアナウンス“不要不急の外出控えて”に疑問「みんなばかじゃないんだから…」

スポニチアネックス / 2025年1月9日 10時7分

フジテレビ社屋

 社会学者の古市憲寿氏(39)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。気象庁の「不要不急の外出控えて」というアナウンスに疑問を呈した。

 番組では、大雪について解説。強い冬型の気圧配置が10日にかけて続き、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪になる恐れがあるとして、気象庁は9日、着雪や雪崩、猛吹雪による交通障害への警戒を呼びかけた。非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある。

 北日本や東日本の上空約5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込み。北日本から西日本では、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するとしている。

 10日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で北陸80センチ、東北、東海70センチ、北海道、中国60センチ、近畿50センチ、関東甲信越、九州北部40センチ、四国30センチ。11日午前6時までが北陸、東海、中国70センチ、東北、関東甲信越、近畿50センチ、北海道40センチ、四国、九州北部10センチ。

 古市氏は、「今のニュースを見てちょっと思ったことがあるんですけど、なんか最近、不要不急の外出を控えてって結構言うじゃないですか。これどうなのかなって思って」と切り出し、「だって別に見たら分かるわけで、みんなばかじゃないんだから」と指摘。

 そして、「大雪降っている中で、出る人はそんなにいないし、よほど覚悟を持って出てると思うんですよ。だから不要不急の外出を控えてって一般人が言う分には別にいいと思うんですけど、国、気象庁が言っちゃうと、これでもしも不幸にも事故に遭う人がいるかも知れないじゃないですか。その時に、“国が不要不急の外出控えてって言ってたのに出たんでしょ”って糾弾されかねないから、気象庁とかよほどの覚悟を持って、よほどのことじゃないと不要不急の外出を控えてって言わなくて、普通にただの警報とか警告で、僕はいいんじゃないかなと思うんですよね」と持論を展開した。

 これにMCの谷原章介が「いろんな考え方があると思いますけど、そうやって不要不急の外出を控えてって言わなかったことで出てしまって、それでもって事故になったじゃないかって言われる場合もあるかも知れませんし、やっぱり判断の基準というのはすごく難しいですよね」と話すと、古市氏は「凄い自己防衛に思えちゃって。客観的に警告とか警報を出す機関って別にあればいいわけで、個人個人の外出する、しないという自由みたいなものに踏み込むべきかどうかってのはずっと疑問に思ってたんですよね」と言いつつ、「僕、何でもかみつく変な人になってません?」と自嘲気味に述べていた。

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