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【高校サッカー】東海大相模を地元が全面バックアップ 天然芝グラウンドを異例の貸し出し

スポニチアネックス / 2025年1月10日 4時31分

高校サッカー<東海大相模・練習>相模原ギオンスタジアムでの練習を終え、グラウンドに一礼する東海大相模イレブン(撮影・村上 大輔)

 全国高校サッカー選手権はあす11日に東京・国立競技場で準決勝が行われ、初出場の東海大相模(神奈川)は流通経大柏(千葉)と対戦する。9日は相模原ギオンスタジアムで全体練習を実施し、本番さながらの天然芝で調整した。

 決勝進出へ、さらには県勢初優勝へ地元が全面バックアップしている。同校のグラウンドは人工芝のため、有馬信二監督(58)は4日の準々決勝後に「天然芝の国立に向け、選手を少しでも芝に慣れさせたい」と練習場を模索。すると、相模原市サッカー協会が協力を申し出て、相模原市と同スタジアム側も快諾してくれた。

 同スタジアムはJ3相模原など4団体が本拠地とするが、プロクラブも含めて練習で天然芝のピッチを貸し出すことは異例だという。さらに12日にラグビーリーグワン1部の公式戦・相模原―神戸戦の会場にもなっており、スタジアムで働くスタッフや職員はピッチコンディションの調整などタイトなスケジュールを強いられる。

 それでも、同校野球部OBで、同スタジアムの所長を務める今井寿さんの「市が一丸となって協力したい。ぜひ、あと1勝とは言わず、頂点まで行ってほしい」との強い思いもあって、9日から2日間の貸し出しが実現。芝の管理を担当する関口将稔さんは「地元の高校生のため。力になりたい」と語る。

 選手たちは入念に芝の感触を確認し、GK松坂亮(3年)は「人工芝とはバウンドや滑り方も違うので、ここで練習できて良かった」と感謝。練習が終わると早速、関口さんを中心に職員たちは芝の手入れを始めた。

 当日の同校応援席1500枚のチケットは完売。チアリーダーはもちろん、準決勝から吹奏楽部も加わる予定で、甲子園のアルプス仕様だ。指揮官が「地元の皆さんからの期待を感じる」という思いを胸に国立に乗り込む。(滝本 雄大)

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