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阪神・木浪が勝負の1年へ姿勢改革「姿勢や骨盤を凄く意識」 骨盤の傾き改善で走攻守レベルアップだ

スポニチアネックス / 2025年1月10日 5時17分

縁起物の熊手を手に笑顔の阪神・木浪(撮影・北條 貴史)

 阪神・木浪が甲子園球場の室内練習場で自主トレを公開し、今オフは姿勢矯正に取り組んで走攻守でのパフォーマンス向上を狙っていることを明かした。

 「(オフは)姿勢とか、骨盤であったりを凄く意識して。今まで凄く姿勢が悪かったり、そういうのが野球に影響があったのかなと思っていたので」

 逆襲をかける今季へ、30歳はバットやグラブを手にする前に“根幹”の部分にメスを入れていた。「(今までは)極端に言えば骨盤が寝る感じ。それだと力が発揮できない」。「寝る」と表現したのは骨盤の傾きとみられ、体幹を最大限に使えていなかった。その「悪癖」にはシーズン中から気付いており、オフに入ったタイミングで体のゆがみなどもチェックした上で、姿勢の改善に着手した。

 今は専門のトレーナーらの助言も仰ぎながら、トレーニング時やグラウンド上だけでなく、運転時や食事など日常生活から意識して理想の「地に対してスッと立つ」を目指している。矯正の過程ではあるものの「何をしても姿勢一つで変わることは結構あった。今までになかったこと。自分にとってプラス」と、既に効果を実感。昨季の課題として挙げている、ゴロの凡打の多さの解消にも「つながると思います」と力強くうなずいた。

 「野球の打つ、走る、守る、全てに対してもっとプラスになることを考えた時にそこ(姿勢)が必要だと思ったので取り組んでいます」。昨季は打率.214など23年から成績を落とした打撃にとどまらず、遊撃守備や走塁面と走攻守を良化させる“姿勢改革”といえるだろう。

 「他人のことも考える余裕もない。とにかく自分のことを考えて、自分に勝つというのをテーマに。最後は笑って終えられるように」。小幡とのレギュラー争いよりも、まずは自身の土台づくり。“姿勢を正せば”見える景色が変わることを木浪は確信している。 (遠藤 礼)

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