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新兵器!?阪神・村上が「淡路島ボール」習得へ 昨年末自主トレで近本から助言受け変化量や軌道確認

スポニチアネックス / 2025年1月10日 5時17分

キャッチボールする阪神・村上(撮影・椎名 航)

 故郷の先輩の力を借りながら、さらなるパワーアップを見据える。阪神・村上が目指すのは新たな武器の習得。昨年末に兵庫県淡路市で行われた近本との自主トレからひそかに練習を積んできた、“淡路島ボール”ともいうべき秘密の新球がある。

 「近本さんに、どれが良いかというのを見てもらいながら(やっている)。投げている感覚と、見ているだけだったら良いものでも、いざ打席に立ったらそこまで脅威に感じないとかがあったらあまり意味がない」

 試行錯誤する中で、最も重視しているのは打者の意見だ。近本との自主トレの時には実際に打席に立ってもらい、変化量や軌道を確認してもらいながら最適な投球スタイルを模索。新たな球種については「何とも言えないですけど…」と詳細は明かさなかったが、「ハマれば幅も広がる。もうちょい楽に打ち取れるようになってくるんじゃないかなと思うので、ちょっと楽しみな部分ではある」とうなずいた。

 プロ初勝利を挙げた一昨年は10勝6敗で一気にブレークし、昨季は7勝11敗と負けが先行。逆襲を期す右腕は「やっぱり一番はチームの優勝。それに自分が貢献できれば良いシーズンだったと思うので、そこが目標」と思い描く。近本監修の魔球が完成すれば、おのずとキャリアハイも見えてくる。 (山手 あかり)

 ≪岡留は直球の精度を上げる≫

 〇…阪神・岡留は青柳組の自主トレに3年連続で参加し、シーズン50試合登板実現に向け、直球の精度を上げることをテーマに掲げた。「青柳さんからも“50試合は投げないといけない”と言葉をもらった。そのためにも一年間、ストレートの落ち幅を少なくして、質と強さを保てるように、体とフォームづくりをしっかりやりたい」。昨年はキャリアハイの35試合登板で、年俸も倍増以上を実現。昨年12月に退寮して1人暮らしを始め、グラウンド内外で“一本立ち”を目指す。

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