中居正広“お詫び”で女性トラブル認めるも…芸能活動続行宣言 今後は不透明

中居正広

　女性とのトラブルを高額な示談金で解決したことが発覚し騒動になっているタレントの中居正広（52）が9日、謝罪する文書を公式サイトで発表した。昨年末にトラブルが公になってから、中居自身がコメントするのは初めて。トラブルを認め、関係者に謝罪する一方で「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とした。全6本のレギュラー番組で差し替えなどの措置が進む中、各局がどう対応するか注目される。

　中居が沈黙を破った。この日午後7時、所属事務所の公式サイトに「お詫（わ）び」と題した文書を掲載。「この度は、皆様にご迷惑をお掛けしていること、大変申し訳なく思っております」と謝罪し、トラブルに関しては「あったことは事実」と認めた。

　本紙の取材ではトラブルがあったのは2023年6月。中居が女性と2人で食事をした後に発生した。女性は「性被害に遭った」とする内容を勤務先に報告している。その後、8000万～9000万円とされる高額の示談金を支払って解決している。中居はこの日の文書で「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」とし「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるもの」と釈明した。

　中居を巡ってはソフトバンク、タイミーのCMに出演していたが、騒動発覚後、両社ともCMや関連動画の公開を中止。年明けに予定されていたレギュラー番組も次々と別番組に差し替えられた。日本テレビは7日放送の「ザ！世界仰天ニュース」で中居の出演シーンを全カットし、フジテレビは8日「だれかtoなかい」の当面の放送休止を発表。同日までに全てのレギュラー番組が差し替えなどの措置を取り、中居は事実上の活動休止状態となっていた。

　そんな中で発表したコメント。「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と活動継続の意思を表明した。

　一方、性被害を主張する女性はこの日、NEWSポストセブンの取材に「私からコメントすることはありません。私の人生は元には戻らない、それだけです…」と答えた。

　中居の出演再開に向けての道は険しく、テレビ関係者は「今回のコメントがみそぎにはならない。スポンサーの印象も変わらないだろう」と指摘。11日の放送が別の番組に差し替えられることが決まっていたテレビ朝日「中居正広の土曜日な会」について、同局はコメントを受け「今回の事態の真相に不明な部分があるので、当面の間休止し、編成判断することになると思います」と対応を変えた。中居の今後の活動は依然として不透明だ。

　≪フジ「事実確認含め対応継続」≫コメント発表を受け「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」などを放送するTBSは「TBSグループの人権方針にのっとり、双方代理人などに事実関係を確認中」とし「今後の方針については、お答えを差し控えます」との見解を示した。フジは「昨年来、事実確認を含め対応を継続しています。また、出演者などとの関係性の在り方については改めて誠実に対応してまいります」とし、日テレは「今後も適切に対応していきます」とのコメントにとどめた。

　【経過】

　▽2024年12月19日　週刊誌「女性セブン」が女性との間に重大トラブルを起こしていたと報じる

　▽同25日　本紙が、中居の仕事先である会社に勤務していた女性との高額示談金トラブルを報じる

　▽同26日　「週刊文春」が女性と性被害によるトラブルがあったと報じる

　▽同27日　有料会員サイトで中居側が騒動に関するものとみられる謝罪文掲載

　▽25年1月3日　「タイミー」「ソフトバンク」のCM動画が削除

　▽同4日　10日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ　新春SP」、11日放送のテレビ朝日「中居正広の土曜日な会」が別番組に差し替え

　▽同7日　日本テレビ「ザ！世界仰天ニュース」の4時間特番で出演シーンを全カット

　▽同8日　フジテレビ「だれかtoなかい」が当面の放送休止を発表

　▽同8日　ニッポン放送「中居正広　ON＆ON　AIR」が11日放送分の休止を発表

　▽同9日　公式サイトで中居が「お詫び」のメッセージを掲載