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発表は試合開始3時間前! エバートンがダイチ監督解任 暫定体制でFA杯3回戦は2-0勝利

スポニチアネックス / 2025年1月10日 6時51分

解任されたエバートンのダイチ監督(ロイター)

 プレミアリーグのエバートンは9日(日本時間10日)、ショーン・ダイチ監督(53)とコーチングスタッフを解任した。発表されたのは同日に行われた3部ピーターバラ・ユナイテッドとのFA杯3回戦の約3時間前。試合はクラブOBのレイトン・ベインズU-18チーム監督(40)とアイルランド代表DFシーマス・コールマン(36)が暫定的に指揮を執り、2-0で勝利した。

 バーンリーを10年間指揮したダイチ氏は23年1月、エバートンの監督に就任。降格寸前だったチームを17位でプレミアリーグに残留させ、昨季は財務規則違反による2度の勝ち点剥奪処分を受けながら15位でまたも残留を果たした。今季は7日現在3勝8分け8敗の勝ち点17で降格圏とは1差の16位で、リーグワースト2位の15得点と得点力不足が顕著だった。

 1878年創設で1980年代まで9度のリーグ制覇を果たした名門エバートンは昨年6月、米企業フリードキン・グループが買収。フリードキン・グループはイタリア1部ローマのオーナーでもあり、エバートンの買収額は4億ポンド(当時約780億円)と報じられていた。監督交代は同企業による買収後は初めてとなった。

 エバートンの次戦は15日のプレミアリーグ・アストンビラ戦。後任候補には02年から13年までエバートンを率い、昨季限りでウェストハム監督を退任したデービッド・モイーズ氏(61)の名前が挙がっている。

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