三段目最下位格付け出し碇潟 デビュー戦で白星「緊張していた」 甲山親方の次男 兄は十両・若碇
スポニチアネックス / 2025年1月12日 12時42分
◇大相撲初場所 初日(2025年1月12日 東京・両国国技館)
甲山親方(元幕内・大碇)の次男で、三段目最下位格付け出し資格を持つ碇潟(いかりがた、17=伊勢ノ海部屋)が初土俵を踏み、デビュー戦を白星で飾った。
「前日から緊張していた。初日に勝ってホッとしている」。自身より10センチ高い序二段筆頭・関塚(27=田子ノ浦部屋)を相手に立ち合いから攻めて押し出した。「自分で攻められた。立ち合いでしっかり当たって自分の相撲を取ろうと思った」と振り返った。
父から「気合を入れていけ」と背中を押され、所作についても「3日前くらいに(父から)教わった」と話した。父と同じ「碇」がつくしこ名については「いいしこ名をいただいた」と語った。
1メートル74、124キロで突き、押しが持ち味。埼玉栄高1年時に全国高校選抜大会3位、昨年は関東大会無差別級優勝や全国高校総体8強、10月の国民スポーツ大会で少年4位などの実績を残した。現行制度では高校生初の三段目最下位格付け出しで初場所デビューとなった。今場所の目標は優勝。「まだ最初なので、少しずつ番付を上げていって兄に追いつけるように頑張りたい」と力を込めた。
◇碇潟 忠剛(いかりがた・ちゅうごう)本名=斎藤忠剛。2007年(平19)2月24日生まれ、東京都江戸川区出身の17歳。台東区小松竜道場で幼少の頃から相撲を始め、江戸川区立春江中3年時に全国都道府県中学生大会8強。埼玉栄高2年時に全日本体重別選手権ジュニア男子重量級(100キロ以上)3位、世界ジュニア選手権団体戦優勝、国体3位。父は甲山親方、兄は十両・若碇。1メートル74、124キロ。
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