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【高校バレー】大友愛さん長女、秋本美空擁する共栄学園が19年ぶりV「凄くたくさん支えてくれて感謝」

スポニチアネックス / 2025年1月12日 14時20分

<バレーボール全日本高校選手権最終日女子決勝 共栄学園・下北沢成徳>第3セット、得点が決まり喜ぶ共栄学園・秋本美空(中央)(撮影・小海途 良幹)

 ◇バレーボール 全日本高校選手権 最終日 共栄学園 3―0 下北沢成徳(2025年1月12日 東京体育館)

 「東京対決」となった女子の決勝が行われ、ノーシードから勝ち上がった共栄学園が3―0のストレートで第1代表の下北沢成徳を下し、05年度大会以来となる19大会ぶり3度目の優勝を飾った。12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんの長女、秋本美空(みく、3年)がエースで主将。文字通り、プレーで、姿勢でチームをけん引した。

 2―0で迎えた第3セット。秋本は24点目のマッチポイント、そして勝利を決める25点目も自ら決めた。チームメートから胴上げで2度、宙を舞った。「落ちそうで怖かった」と笑ったが、「やっと日本一になれた。世代No.1エースは自分じゃないと思っていたけど、日本一になれて、そのチームのエースが私。なので世代No.1エースって言うのを誇りたいと思っています」と初々しくはにかんだ。

 日本代表でミドルブロッカーだった愛さんを母に持つ18歳。ポジションこそアウトサイドヒッターで異なるが、長身に加えて手足の長さも母譲り。最高到達点301センチの高さのあるアタックだけでなく、愛さんの代名詞でもあったブロードを披露する器用さも持ち合わせる。秋本が真っ先に感謝するのが愛さんだ。朝練があるため5時台に家を出るが、早朝からお弁当を作って送り出してくれた。

 「自分は朝起きるのが苦手。何回も起こしてくれるし、朝早いのにお弁当も作ってくれて。遅刻しそうになったら車で駅まで送ってくれたり。凄くたくさん支えてくれて感謝しています」

 メダリストの母からは気持ちを強く持つことの大切さを学んだ。「困ったら美空に上がってくると思うから、自信を持って打つな」など、いつも背中を押してくれたという。秋本は「お母さん凄い強気なんですけど、LINEとかで気持ちの持ち方とかを連絡してくれる」と明かす。最上級生になって自身初めての主将に就任。チームメートに前向きな声がけを行うなど、強い気持ちで、勝利への執念を持ってチームを引っ張った。だから自身も成長することができた。

 28年ロサンゼルス五輪の星。今後について「代表に選ばれて活躍したい。出られたら次のオリンピックに出たいと思っています」と未来図を描く。初めてつかんだ日本一の自信を胸に、18歳が新たな一歩を踏み出す。

 ◇秋本 美空(あきもと・みく)2006年(平18)8月18日生まれ、神奈川出身の18歳。母・愛さんの影響で小2で競技を始め、東京・共栄学園中を経て共栄学園高3年。U18、19、20と各年代で日本代表に選ばれ、23年には16歳で日本代表登録メンバーに選ばれた。ポジションはアウトサイドヒッター(オポジット)で最高到達点は301センチ。1メートル84、68キロ。

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