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田中希実「マラソンまでは考えていないけど…」 駅伝から得られる経験値、見据える今後の可能性

スポニチアネックス / 2025年1月12日 18時32分

ゴールする兵庫のアンカー・田中希実(撮影・井垣 忠夫)

 ◇全国都道府県対抗女子駅伝(2025年1月12日 たけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロ)

 1500メートルと5000メートルの日本記録を持つ兵庫の田中希実(ニューバランス)は9区(10キロ)のアンカーを務め、区間6位となる32分28秒をマークし、12位から10位に順位を上げてフィニッシュした。

 トップの京都と3分10秒差でタスキを受け、4秒差の13位でスタートした東京五輪代表で23年世界選手権1万メートル7位入賞の広中璃梨佳(長崎、日本郵政グループ)と中間点では並走した。広中には突き放されたが、序盤から攻めのレースを展開した。

 初めてアンカーを務め、最長区間の10キロを走りきった。現在よりも長い距離、そして世界選手権後にマラソンへと挑戦するイメージがあるかを問われると、今後に向けて思いを口にした。

 「マラソンまでは考えていないけど、こういう10キロの走りの中で自分のリズムを探っていくところだったり、駅伝ならではの他の選手を追ったり追われたりするのは自分の苦手とするところ。そこを逆に得意分野にしていけたら怖いものはないと思うので。今回、そこに逃げずに向き合えた期間はこれからに生きると思う」

 今年9月には東京開催の世界選手権も控える25年。2月からは800メートルから3000メートルの距離を中心に室内レースを転戦していく。

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