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相模原の南ア代表WTBアレンゼがPOM「防御の穴を見つける意識」で2トライ

スポニチアネックス / 2025年1月12日 21時58分

<相模原・神戸>プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ、受賞キャップをかぶって笑顔の相模原WTBカートリー・アレンゼ

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第4節 相模原34―26神戸(2025年1月12日 神奈川・相模原ギオンスタジアム)

 昨季9位の相模原は同5位の神戸を34―26で下し、2勝目(2敗)を挙げた。

 公式戦では初の神戸撃破に、2トライで大きく貢献したのが今季加入した南アフリカ代表のWTBカートリー・アレンゼ。開幕戦に続くプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にも輝き、「ちょうどシャワーを浴びている時に、カーティス(・ロナ)から神戸に初勝利と聞いたんだ」と喜んだ。

 開幕から2試合はFBでの先発だったが、今回は2戦連続で本来のポジションであるWTBでの先発。いきなり本領を発揮したのが前半4分のトライシーンで、相手のパスミスを味方が拾ってパスを受けると、スピードの緩急を使ってスペースを突き、80メートルを独走してみせた。

 5分後には対面選手とサイドラインの狭いエリアを突いて2トライ目。「アンストラクチャーの場面ではボールを持っている方が圧倒的に有利。防御の穴を見つけることを意識している」と、23年W杯で連覇を果たしたスプリングボクスの正ウイングたらしめているスピード、技術、ラグビー観を披露した。

 週の半ばにはボクスで両翼コンビを組む東京SGのWTBチェスリン・コルビと、家族を交えて焼き肉を囲んだ。「ラグビーのことも話したが、友だちとしての時間を楽しんだ。(試合では)ベストを尽くそうと話した」とアレンゼ。相模原で両翼コンビを組むWTB小泉怜史とは日本語でコミュニケーションを図る努力をするなど、徐々に日本での生活とラグビーに溶け込んでいる。

 グレン・ディレーニー・ヘッドコーチも「彼がいたからこそ、いいスタートを切れた。フィールドでの貢献もあるが、オフフィールドでの貢献も知っている」と高く評価。上位6チームに拡大されたプレーオフ進出へ、世界屈指のトライゲッターが早くも欠かせぬ存在となっている。

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