田中希実 「1・17」を風化させない魂の32分28秒「“ここで負けてはいけない”と思えた」
スポニチアネックス / 2025年1月13日 6時32分
◇全国都道府県対抗女子駅伝(2025年1月12日 たけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロ)
1500メートルと5000メートルの日本記録を持つ田中希実(25=ニューバランス)が兵庫のアンカーとして9区(10キロ)を走り、区間6位の32分28秒をマークして10位でゴールした。今月17日で阪神大震災の発生から30年の節目。思いを込めて最長区間を走り抜き、順位を2つ上げた。
専門外の10キロでも、田中は真正面から向き合った。初めてアンカーを託されて12位でたすきを受けると、序盤から強気のペースで攻める。途中で広中にかわされたが、順位を2つ上げて10位でフィニッシュ。「(10キロは)やっぱり甘くなかった」と振り返った一方で、「チーム兵庫としての姿勢を見せることが今日の私の目標だった。それはブレずにできた」と胸を張った。
兵庫県小野市出身。前夜には、阪神大震災で教え子の中学生を亡くした渋谷優美コーチ(54)から話があった。「今から夢があっても、その夢が一瞬でなくなってしまう。一日一日を一生懸命に生きないとあかんし、こうやって生きていることは幸せなんだよ」――。自らは震災を経験していなくても30年前に思いをはせると同時に、今できることに集中した。
「(10キロは)やりたいことに思いっきりチャレンジできている裏返しの苦しさ。だから“ここで負けてはいけない”と思えた」。9月には東京開催の世界選手権も控える25年。魂の走りから1年をスタートさせた。 (西海 康平)
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