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PL学園 中高合わせた在校生76人で学校存続の危機 野球部復活へ、桑田OB会長「希望は捨てず…」

スポニチアネックス / 2025年1月13日 6時32分

PL学園硬式野球部OB会懇親会であいさつする桑田真澄OB会長 (撮影・奥 調)

 PL学園(大阪)野球部OBの懇親会が12日、大阪市内のホテルで開かれ、同校が存続危機にあることが明らかになった。前中日ヘッドコーチの片岡篤史氏、元ヤクルトの宮本慎也氏ら65人が出席した会の冒頭で巨人2軍監督の桑田真澄OB会長が登壇し、「野球部復活の前に学校自体の存続が非常に厳しい状況だ」と報告した。

 同校の母体であるPL教団では20年12月に死去した3代目教主(おしえおや)の後継者不在が続き、同校にはPL教信者の家族やゆかりのある生徒しか入学できない状況が続いている。実際に在校生は中学生34人、高校生42人のみで、1学年10人前後と学校経営が厳しいことは明白だ。

 桑田会長は、昨年時点で「(4代目は)現れると思う」と話していた前向きな姿勢を変えて、「生徒を増やす方法がない。(後継者を)そろそろお願いしたいが見守ることしかできない」と進展のない内情を隠さなかった。

 一方で17年3月に大阪府高野連を脱退した同部は、23年に1年生1人が入部したことで活動を再開。教団と話し合いを続ける桑田会長は「希望は捨てず、根気よく待ち続けたい」と言葉に力を込めた。 (河合 洋介)

 ○…桑田OB会長は、今後の高校野球について持論を展開した。日本高野連が導入を検討する「7イニング制」や「DH制」について「(DH制は)反対。大谷君のような二刀流もいる。学生の間は、投げるだけ、打つだけと決めないでやってほしい。(試合日程など)視点を変えれば、9回制のままでもできると思う」と言及。また、高校時代は同学年だった清原和博氏の長男である慶大・正吾(4年)と会食したことを明かし、「(野球を引退した)このあとの人生がさらに輝けるように頑張ってほしい」とエールを送った。

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