ソフトバンク・海野 “淡々と”正捕手の座奪う「2軍で野球をやりたくない。1軍で試合に出たい」

打撃練習するソフトバンク・海野（撮影・岡田　丈靖）

　ソフトバンク・海野が12日、“淡々と”をテーマに正捕手の座を奪う決意を明かした。今宮に弟子入りした合同自主トレで対応。レギュラーの甲斐が今季から巨人にFA移籍。競争のゴングが鳴らされているが「ガツガツといくのもできるけど、自分は淡々とやることをやることだけと思う」と話した。

　昨季はキャリアハイの51試合に出場も打撃面での課題が顕著に出た。打率・173、2本塁打、10打点で「バットに球が当たらない時期があった」と特に前半戦はチームの力になれなかった。「いやらしい打撃」を求め、その理想像が今宮だった。シーズン中に弟子入りをお願いし「スイングから何から、すべてシンプルに打つようにしています」と研さんの日々を続ける。

　嶺井、谷川原、渡辺陸らと一つのポジションを奪い合う海野は100試合出場と1軍フル帯同が目標だ。「2軍で野球をやりたくない。1軍で試合に出たい。ホークスのメンバーとしてやりたい」。胸の内は熱かった。