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WBO-AP王者・藤田健児 25年は「世界への土台づくり」 V2戦挑戦者は10勝全てKO勝ちの強打者

スポニチアネックス / 2025年1月13日 8時32分

ミット打ちをする藤田

 ◇プロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチ 王者・藤田健児《12回戦》マイケル・カサマ(フィリピン)(2025年1月18日 東京・後楽園ホール)

 アマ10冠でWBOアジア・パシフィック(AP)フェザー級王者の藤田健児(30=帝拳)が「世界への土台づくり」を掲げる25年の初陣で完勝を誓った。18日に東京・後楽園ホールで開催される、WBO―APフェザー級タイトルマッチで同級1位マイケル・カサマ(24=フィリピン)との2度目の防衛戦に臨む藤田は「僕が勝手に言っていることですが…」と前置きしながら「去年は僕が最初にタイトルを獲ってから、ジムの選手のタイトルラッシュが続いた。今年はさらにチャンピオンが増えるように、僕がいい形でジムの先陣を切りたい」と力強く意気込んだ。

 昨年は1月に、WBOアジア・パシフィック同級王座決定戦でジョセフ・アンボ(フィリピン)に大差判定勝ち。プロ6戦目に完勝し初タイトルを獲得したが、試合中は再三のローブローを宣告されるなど歯がゆい展開となった。6月の初防衛戦では試合途中に左手首を骨折。「アクシデント続きで消化不良な試合ばかり。災難な年だった」と苦難の一年を振り返る。

 一方、ケガの功名でフィジカル強化に成功。左手が使えなかった期間は右のパンチの練習も重ねた。強度の高いフィジカルトレーニングもこなし「一回り体が大きくなった感覚はある。パワーアップしていると思うし、試合で左が打ちたくて仕方がない」と笑みを広げた。

 25年の初陣で快勝し、26年の本格的な世界挑戦を掲げる。世界ランキングではWBO5位に位置するが「欲を言えばWBO以外の団体でもランキングに入って、名実ともに世界のトップ戦線に加わりたい。正直、まだ世界と口にできる実力ではないと思っているので、25年は世界挑戦への土台づくりの年にしたい」。25年は年3試合を行う構想もあり、着実にステップを踏んでいく。

 昨年3月にジムインストラクターのあやめさん(31)と結婚した。メンタル面での充実ぶりを口にし、日々のサポートにも感謝しながら「これまでは負けたとしても自分一人の問題だったが、これからはそうはいかない。家族の生活も懸かると考えると、戦う意味が変わってきた」。大黒柱としての自覚も口にしながら、愛妻にも勝利を届ける覚悟だ。

 2度目の防衛戦の相手となるカサマは、13戦中10勝全てでKO勝ち。昨年7月のフェザー級8回戦では同門の金子虎旦(26)を1回2分5秒TKOで下しているハードパンチャー。だが「あの試合は見ていたし、フィリピン人特有の荒々しさはある。ただ苦手意識はない。自分にとってはお手の物かな」と自信満々。防衛は大前提。求めるのは世界へのアピールとなる圧勝だけだ。

 試合はU-NEXTで生配信される。

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