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イチロー氏 米野球殿堂野手史上初の満票選出へ、32%開票で満票キープ「軌道に乗っている」22日発表

スポニチアネックス / 2025年1月13日 10時34分

イチロー氏(AP)

 大リーグ公式サイトは12日(日本時間13日)、今月21日(同22日)に発表される全米野球記者協会(BBWAA)記者による殿堂入りが予想される選手の特集記事を掲載。メジャー史上最多652セーブを挙げたヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏以来史上2人目、野手では初の満票選出が期待されるイチロー氏(51)が、ここまで公開されている投票で100%をキープしていると報じた。

 同サイトは「公式発表に向けて、大きな期待が寄せられている。私たちは野球殿堂の歴史の中で一度しか起こらなかったような出来事を目撃するかもしれない。100%の得票率で野球殿堂入りを果たした選手は、たった1人しかいない(殿堂入りには75%の得票が必要)。2019年に殿堂入りしたヤンキースの伝説的クローザー、マリアノ・リベラは、その年の投票総数425票すべてを獲得した。もうすぐ、この特別なクラブに新たな仲間が加わるかもしれない」と伝え、イチロー氏の満票選出に期待を寄せた。

 投票済みの記者が公開している情報を独自に集計している米サイト「野球殿堂ボートトラッカー」によると、これまで投票されたうちの32%が公開済みだという。大リーグ公式サイトはイチロー氏の19年間の大リーグキャリアで残した大リーグでの輝かしい実績を振り返るとともに「20年以上経った今、イチローは更なる歴史を作る一歩手前にいる。イチローは126票中126票を獲得しており、野球殿堂に満票で選出される2人目の選手となる軌道に乗っている」と伝えた。

 ≪75%以上得票で選出≫米野球殿堂入り選出方法 メジャーで10年以上プレーし、引退から5年経過した選手が対象。全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者が最多10人を連記する投票で、75%以上の得票で選出される。得票率5%未満は翌年から候補を外れ、5~74%の候補も10回目までに75%に届かなかった場合、候補から外れる。日本選手では過去、2014年に野茂英雄氏、2018年に松井秀喜氏が候補入りしたが5%に満たなかった。

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