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東京開幕のカブス 注目株は22歳クルーアームストロング 走塁と守備で最もダイナミックな才能

スポニチアネックス / 2025年1月13日 16時6分

カブスのクルーアームストロング(AP)

 3月に東京で開幕戦を迎えるカブスで、注目の選手の一人がピート・クルーアームストロング外野手(22)だ。

 打撃には課題があるが、走塁と守備に関しては野球界でも最もダイナミックな若手選手の1人になっている。大リーグ公式サイトが報じている。スタットキャストでは、選手がゲームの3つの要素、打撃、走塁、守備で生み出したラン価値を測定できるようになっているが、クルーアームストロングが守備と走塁で生み出した価値の合計は、メジャーリーグで最も高い。

 まずセンターの守備についてはフィールディングバリュー(守備によって打者や走者の進塁を抑え、結果として相手チームの得点をどれだけ低減させたかを数値化したもの)は+16でメジャーリーグ全体で3位にランクインしている。最速の送球は100・6マイルで守備範囲もめっぽう広い。ベースランニングについては、+6の価値があり、メジャーリーグ全体の7位。コービン・キャロル、大谷翔平らに続いている。

 30回試み27回成功した盗塁だけでなく、単打を二塁打に、二塁打を三塁打にする積極性も売り。8月23日にランニングホームランを記録したが、14.08秒でホームに生還、2017年のバイロン・バクストンの持つスタットキャスト時代の記録13.85秒に次ぐ速さだった。これらを可能にしているのは非凡なスプリントスピード(全力で走った際の最大速度)。データによると昨シーズン、平均で秒速30.0フィート(約9.14メートル)を記録した。平均で30.0フィートを超えたのは7人だけだ。24年、守備と走塁で生み出した価値の合計は22点で、ジャイアンツのパトリック・ベイリーと並んでリーグトップだった。

 打撃では-3点と課題が残ったものの、メジャー昇格から3年目を迎え、今後急成長する可能性が大いにある。東京からスーパースターへの道を歩みだすのかもしれない。

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