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【全豪OP】ドーピング違反“処分差”対決は王者シナーが連覇へ発進「どちらに転ぶか分からなかった」

スポニチアネックス / 2025年1月13日 16時42分

コートを去るジャリー(右)を拍手で送るシナー(AP)

 ◇全豪オープンテニス 第2日(2025年1月13日 メルボルン)

 男子世界ランキング1位で第1シードのヤニック・シナー(23=イタリア)がシングルス1回戦で同36位のニコラス・ジャリー(29=チリ)に7-6、7-6、6-1でストレート勝ちし、2連覇へスタートを切った。昨年の全米オープン王者は昨年10月から16連勝、ハードコートの四大大会での連勝を15に伸ばした。

 第1、2セットはともにサービスキープを続けてタイブレークまでもつれたが、第3セットは2度のブレークで圧倒。「接戦だった。最初はどちらに転ぶか分からなかったが、第3セット(第2ゲームで)初めてブレークできて少し余裕ができた。非常に難しい状況に対応できて満足している」と振り返った。

 ジャリーとの対戦はドーピング違反に対する“処分差”でも注目を集めた。シナーは昨年3月の大会で実施された2度の検査で禁止薬物クロステボルに陽性反応を示したものの、故意の摂取を否定して異議申し立てを行い、ツアー出場を続行。資格停止処分を受けることなく、8月には不正監視団体ITIAから賞金とポイント剥奪にとどめる処分が早々と発表された。一方、ジャリーは19年後半の大会で陽性反応を示し、20年1月から出場停止に。その後過失がないと認められたが、11カ月も試合に出られず、試合前にはチリのメディアに「同じような扱いを受けたい」と話していた。

 他選手からも疑問の声が続出しているシナーへの甘い処分については、世界アンチドーピング機構(WADA)が控訴し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4月に審理を行うと10日に発表。WADAはシナーに1年から2年の出場停止処分を求めている。この日は審理が決まってから初の試合だったが、センターコートのロッド・レーバー・アリーナの観客は温かい拍手でシナーを迎えた。

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