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【ラグビー大学選手権】帝京大・青木主将「幹也君がいて、今の僕がある」“恩人”感謝

スポニチアネックス / 2025年1月13日 20時58分

<早大・帝京大>試合終了と同時に号泣する帝京大・青木(撮影・篠原岳夫)

 ◇ラグビー全国大学選手権決勝 帝京大33―15早大(2025年1月13日 東京・秩父宮ラグビー場)

 関東大学対抗戦2位の帝京大は同1位の早大を33―15で破り、4大会連続13度目の優勝を果たした。

 これまで経験がなかったものの、人生初の主将を務め、見事に4連覇へ導いたFL青木恵斗(4年)は「うまくいかないことや悩むことが多かったが、みんなが支えてくれて、(優勝インタビューに)いま立てていると思う。本当に人生で一番うれしい」と喜びにひたった。

 決勝の80分間は体を張り続けた。前半5分には右サイドライン際を突進し、相手のSO服部亮太(1年)を吹き飛ばして大ゲイン。PR森山飛翔(2年)の先制トライの起点になると、7分後には自ら防御をこじ開けてトライ。後半開始直後には左膝を痛めて倒れ込む場面があったが、痛みを押してプレー。同5分にはLO本橋拓馬(4年)のトライにつなげる突破役を務め、「80分間、体を張った」と振り返った。

 神奈川・桐蔭学園高では2、3年でレギュラーとして全国大会連覇に貢献。帝京大でも1年から主力に定着したが、がむしゃらにプレーしているだけだったという。転機となったのが2年の時。当時4年のSO高本幹也(現東京SG)から居残り練習に誘われ、練習後や授業がない午後など、2人だけの濃密な時間を過ごした。「ラグビーの考え方、ボールのもらい方、全部教わった。幹也君がいて、今の僕がある。土台ができた1年だった」と飛躍へのきっかけをつかんだ。

 主将となったこの1年はチームのまとめ方、言葉の掛け方で悩むことも多かった。チーム状態も上がらず、夏合宿では早大に敗戦。精神的に追い込まれたが、そんな時にも頼ったのが高本。「10月くらいに相談した。“最後に優勝したら、全部正解だよ”と言われてスッキリした。迷わずやろうと思った」。11月に対抗戦で早大に敗れた後も、高本ら東京SGに所属するOBがこぞってグラウンドを訪れ、1日掛けてトップレベルのスキルを伝授してくれた。帝京ファミリーの強い結束が、青木率いる今年度のチームを支えてくれた。

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