炎鵬が東大出身・須山に快勝し25年初白星「学力では勝てないので相撲くらいは…」

＜初場所3日目＞須山（左）を押し出しで破った炎鵬（撮影・郡司　修）

　◇大相撲初場所3日目（2025年1月14日　東京・両国国技館）

　脊髄損傷から復帰して4場所目を迎えた東三段目4枚目の元幕内・炎鵬（30＝伊勢ケ浜部屋）が須山（木瀬部屋）を押し出しで破り、今場所初白星を挙げた。

　前日は立ち合いが弱く大きな相手の突進に防戦一方で敗れた。「昨日の反省を生かし、集中していけた」と低い当たりで相手の上体を起こし、一気に勝負を決めた。

　相手は東大から角界に入り、昨年九州場所では国立大出身で最高位の東幕下34枚目に昇進した注目力士。「いろんなところから入ってくるのいも相撲の良さ。どんどん入って相撲界を盛り上げてほしい」とエールを送る。

　東大出身と対戦したことには「学力では勝てないので、相撲くらいは。立ち合いとの角度とかスピードとか測っているのかな」と報道陣を笑わせていた。