原辰徳氏 2年目の阿部監督に「選択肢がたくさんある」積極補強の2年目にエール 武道大特別講義

特別講義後に学生から花束を贈られる巨人前監督の原辰徳氏

　巨人前監督の原辰徳氏（66）が14日、客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で通算20度目となる特別講義を実施した。

　巨人は今オフ積極補強に動き、チーム力の底上げを図った。就任2年目を迎えた阿部監督に対し、「いろんな選手も入って、非常にチーム内での競争もある。監督はどういうチームをつくろうと思っているのか、どういう選手と戦うのか非常に面白い。選択肢がたくさんある。しっかり、隅の方から見ておきたい」とエールを送った。

　巨人は中日の絶対的守護神・マルティネスを獲得し、大勢とともに終盤を盤石とした。先発陣では楽天を退団した田中将と契約。さらに、扇の要としてソフトバンクからFA宣言した甲斐を獲得してバッテリーの補強に成功した。新外国人では23年にマイナーでトリプル3を達成した前パイレーツのキャベッジを左の大砲として加え、岡本の後ろを任せる見込みだ。

　昨季は阿部監督が就任1年目でリーグ制覇を成し遂げた。「1年目はいいスタートを切ったと思います。もちろん日本一というのはそんなに簡単なものではない」と2年目のさらなる躍進に期待していた。