中居正広レギュラー番組「だれかtoなかい」3月いっぱいで終了→後枠「Mr.サンデー」2時間超拡大

中居正広

　女性トラブル騒動の渦中にある中居正広（52）のフジテレビ冠番組「だれかtoなかい」（日曜後9・00）の後枠に、現在放送中の情報番組「Mr.サンデー」（日曜後10・00）が放送時間を拡大して編成されることが14日、分かった。スポニチ本紙の取材では「だれか…」は3月いっぱいで終了することがすでに判明。その後番組に注目が集まっていた。

　関係者によると、「…サンデー」は午後9～10時台を中心とした2時間超の生放送となる。代理店関係者は「今回の編成は昨年10月ごろには決まっていた。中居さんの騒動を受けたものではない」と説明。「当初は『まつもtoなかい』として始まった番組。松本人志さんが活動休止で番組を離れたこともあり、終了は既定路線だった」と明かした。

　「…サンデー」は宮根誠司（61）が司会を務める情報番組として2010年にスタート。数少ない日曜夜の情報番組として同時間の視聴率でトップを取ることも多い。一方で、フジの午後9時台は日本テレビ「行列のできる相談所」、TBS日曜劇場など強敵が多く、視聴率面では苦戦が続いていた。ただ「行列…」が3月で終了することはすでに本紙取材で判明しており、フジ関係者は「番組スタートから15年という節目もあり、好調な番組の放送時間を延ばして新たな視聴者を獲得するには今がベストなタイミング」と話している。

　フジの日曜午後9時は、1979～90年まで「花王名人劇場」と題したバラエティーの単発特番枠だった。その後はドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組などを放送しており、同枠に情報番組が編成されることについてフジ関係者は「開局以来、初めてとなるのではないでしょうか」と指摘。現在、地上波のプライム帯（午後7～11時）で2時間超の情報番組を編成している局はなく、注目を集めそうだ。

　本来は3月いっぱいまで放送されるはずだった「だれか…」は、中居の騒動を受け当面の放送休止が決定。新MCとして岡田准一（44）がホスト役に就任したその初回放送もお蔵入りとなっている。今回の番組改編はそんな暗いイメージを刷新することにもなる。なお同局はスポニチ本紙に「改編についてはお答えしておりません」とした。