阪神90周年にレジェンド9人!吉田氏、田淵氏、藤田氏、真弓氏、掛布氏、岡田氏、金本氏、矢野氏、鳥谷氏

阪神タイガース創設90周年キービジュアルのメインビジュアル（球団提供）

　阪神は14日、1935年の球団誕生から90周年を迎える2025年に、90周年アンバサダーを設けると発表した。吉田義男氏（91）、田淵幸一氏（78＝本紙評論家）、藤田平氏（77）、真弓明信氏（71）、掛布雅之氏（69）、岡田彰布オーナー付顧問（67）、金本知憲氏（56＝本紙評論家）、矢野燿大氏（56＝本紙評論家）、鳥谷敬氏（43）の9人が就任。今季、甲子園で4日間開催する「レジェンズ・デー」などにゲストで登場する。他にもタイアップ楽曲など、さまざまな企画、イベントも発表した。

　球団史を彩った豪華な顔ぶれが90周年アンバサダー（大使）を務める。現役時代に「牛若丸」の異名を取り、85年には監督として球団初の日本一に導いた吉田氏をはじめ、9人が就任した。

　最強の1番打者こと真弓氏、本塁打王3回の掛布氏、85年の優勝メンバーであり、監督としても23年にチームを日本一に導いた岡田氏に加え、2球団でプロ野球歴代12位の474本塁打を放った田淵氏、1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本氏、19年から4年間チームを率いた矢野氏らが、シーズンを通じて開催されるイベントで盛り上げ役を担う。

　人選について、球団の担当者は「監督経験者、名球会入りをした選手、ミスターと呼ばれる活躍をした選手を中心に選びました」と説明した。名球会会員の藤川監督は、岩崎、大山、近本、中野とともに、現役とOBを融合したメインイメージ画像「90周年キービジュアル」に出演する。

　アンバサダー9人は、シーズン中に甲子園で4日間開催する「タイガース・レジェンズ・デー」で、ファンの前に姿を見せる。4月25日巨人戦に田淵氏、掛布氏、5月16日広島戦に吉田氏、藤田氏、鳥谷氏、6月22日ソフトバンク戦に真弓氏、金本氏、矢野氏、7月1日巨人戦には掛布氏、岡田氏に加え、バース氏が登場する。

　担当者は「OBのみなさんに、ご協力をいただける。表に出てもらうことで、若い世代や子供にも伝えたい」と思いを口にした。歴史にスポットライトを当てることが、老舗球団の使命を果たすことになる。（倉世古　洋平）