石丸伸二氏 新党はあえてバラバラ組織「役職もいらないし、お金もいらないんじゃないかな」

＜石丸伸二氏　「地域政党」の設立に関する記者会見＞会見に臨む石丸伸二氏（撮影・西海　健太郎）

　地域政党「再生の道」の設立を正式発表した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏（42）が15日、TOKYO　MX「堀潤　Live　Junction」（月～金曜後6・00）に生出演し、新党の組織構造や活動費用に言及した。

　この日、会見を開いた石丸氏は、今夏の都議選（定数127）に向けて候補者を公募し、全42選挙区で最大55人の候補者擁立を目指すことを表明した。党としての政策は掲げず、各当選議員の良心と判断に任せる。自身は出馬しない。

　MCのジャーナリスト堀潤氏からは、政党の組織作りや、自民党の政治とカネ問題を受けての政治活動費について問われた。

　石丸氏は「まとめてお答えしてしまうと」と前置き。「旧来型の政党って、ピラミッドの軍隊的な（構造で）、リーダーがいて、右へ行くぞ！左へ行くぞ！みたいな意思決定が必要だった」とし、「役職だったり、党を固めるための普段の活動がいる。飲み食いもあるかもしれない。だからお金がかかっていたんだろうな」と推測した。その上で「これをバラバラにしてしまえば、役職もいらないし、お金もいらないんじゃないかな」と述べた。

　また、1月で70件の新年会に顔を出したというある都議の話にも言及した。「1回、あいさつだけでも1万円の会費を払う。それで70万円です。そんなことをしていたらお金足らないですよね」と指摘。「そういうのをやめて、4年に1回の選挙は真剣にやるんですけど、普段はただただ都議として議会で仕事をする。で、完結したらいいんじゃないかな」と提案した。