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王貞治監督の“カミナリ秘話”和田毅氏「あんな剣幕で…」ベンチ裏と試合後の衝撃体験を回想

スポニチアネックス / 2025年1月15日 19時51分

和田毅を迎える王貞治監督(03年撮影)

 昨季限りで現役を引退した元ソフトバンクの和田毅氏(43)が15日までに更新されたフリーアナウンサー田中大貴のYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル」にゲスト出演。現役時代に唯一、ソフトバンクの王貞治球団会長に大激怒されたエピソードを明かした。

 和田氏「自分は“コントロールが良い”と言われるけど逆球が多くて…」と苦笑いしながら現役時代を回想。その中でプロ2年目に、当時は監督を務めていた王会長から大激怒されたエピソードを話し始めた。

 ある時、7回5失点で降板した試合があった。その5失点の内容がことごとく逆球になった球を打たれて失点。その試合の前の時点で逆球を痛打されて失点する場面が多かったため、降板してベンチにいた和田に対して王監督は「おい、和田!ちょっと来い!」と大きな声でベンチ裏に呼び出した。ベンチ裏で王監督は和田と額が付きそうなぐらい超接近した距離で「いつになったら逆球は直るんだ!」と大激怒。さらに当時の尾花高夫投手コーチも呼んだ上で、王監督は「ちゃんと練習しとけ!」と怒りが収まらなかった。

 和田は尾花投手コーチに「練習して頑張ろうな!」と慰めてもらって、その一件は収まった。

 そして試合後に落ち込みながらメディア対応をしていた和田を見た王監督は「お!和田!お疲れ!次頑張れよ!」と明るい声をかけて、その場を去っていた。和田は内心「あんな剣幕で怒っていたのに…」と戸惑いながらも、「次は頑張ろう!」と思うきっかけになったと明かした。

 和田氏「王会長はユニホームと着ている時と着てない時の切り替えがすごかった。いろんな人が王監督のために勝ちたいという1つのシーンを感じさせてもらった」と王会長から唯一激怒されたエピソードを回顧した。

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