三浦涼介「人生のターニングポイントに」 大阪で3月1日に主演舞台「オイディプス王」

「人生のターニングポイントに」と名作「オイディプス王」に挑む三浦涼介

　俳優・三浦涼介（37）が15日、大阪市内で主演舞台「オイディプス王」（3月1日、大阪・SkyシアターMBS）の取材会を行った。

　より多くの経験を積むため「基本的に再演には出ない」としていた三浦だが、今回はわずか1年半での再演。「“もっと出来ただろう”とか“こんなモンだ、と思われたくない”という思いが強くて。しかも、こうしてお話が来たのも運命だと思うし、この作品が人生のターニングポイントになってもらわなきゃ困るんです」と強い思いを抱え引き受けた。

　父を殺し、それとは知らず母を妃に迎えた男の悲劇的な人生を描く古代ギリシャ神話の傑作。三浦は「僕は両親からたくさんの愛情をもらって生きてきて、この（初演の）数年前に大切な母を亡くして。僕の道しるべだった母がいなくなっても、希望を抱いて生きていく…。そういう思いを抱えながらの初演だった」と振り返る。

　そんな中、父で俳優の三浦浩一（71）も観劇に訪れ「とっても喜んでましたね。本当にとんでもなく、おいしそうにお酒を飲んでました」と、はにかみながら明かした。「毎日いっぱいいっぱいで、精神的にも肉体的にもボロボロだった」と明かす初演。「胸を張って“僕はオイディプスを演じました”と言いたいですし、きっと今回は言えると思います」と力を込めた。