【玉ノ井親方 視点】照ノ富士は横から攻められるともろい ただ、今日は翔猿の相撲を褒めるべき
スポニチアネックス / 2025年1月15日 20時5分
◇大相撲初場所4日目 ○翔猿(送り出し)照ノ富士●(2025年1月15日 両国国技館)
翔猿が大きな力士を倒す見本のような相撲を見せた。
勝因は何といっても横綱にまわしを取らせなかったことだ。
両脇を開け誘い込もうとする照ノ富士の狙いを見透かしていたかのように、離れて取ったのが良かった。最初は右を差す形になったが、すぐに抜いて間隔を空けた。あのまま右を抜かずにいたら、横綱に抱え込まれて動けなくなっていただろう。
それでも横綱はしつこく抱え込もうとしてきたが、その都度突き放して、回り込みながらいなして、あっさり送り出した。
これで1横綱、2大関を撃破。初日に過去4戦全敗と分が悪かった大の里に勝ったことが大きかった。相撲は1つのきっかけで流れが変わる。翔猿も大の里戦の白星が自信になって勢いに乗ったのだろう。ここまでは体がよく動いている。
一方の照ノ富士は、両膝に不安を抱えているため、横から攻められると、もろいところがある。
前日の霧島戦のように、まわしを取ったり、相手を抱え込むことができれば、安定した相撲を取ることができる。
ただ、それができないと、途端に苦しい相撲になる。
序盤で2敗は先行きに不安を感じさせるが、この日は翔猿の相撲をほめるべき。
花道を引き揚げるときの横綱の姿を見ていても、両膝を気にする様子はなかった。尾を引くような黒星ではないはずだ。
(元大関・栃東)
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