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イチロー氏、岩瀬仁紀氏、掛布雅之氏らが新たに殿堂入り 候補1年目のイチロー氏は満票ならず

スポニチアネックス / 2025年1月16日 15時31分

(左から)イチロー氏、岩瀬仁紀氏、掛布雅之氏

 野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門でオリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打をマークしたイチロー氏(51=本名・鈴木一朗)、中日の守護神としてプロ野球最多の通算407セーブをマークした岩瀬仁紀氏(50)が選ばれた。

 また、競技者表彰のエキスパート部門では通算349本塁打で「ミスタータイガース」と呼ばれた元阪神の掛布雅之氏(69)が選出された。

 特別表彰では元セ・リーグ審判部長の富沢宏哉氏(93)が選ばれた。これで競技者表彰は106人、特別表彰は115人が殿堂入りとなった。

 球史に輝く天才打者として数々の偉大な記録を残したイチロー氏は、史上初の満票での殿堂入りが期待されたが、有効得票数349票のうち323票を獲得。得票率92・6%での殿堂入りとなった。候補1年目での殿堂入りは18年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来、7人目。

 得票率90%超での殿堂入りは13人目。候補1年目では60年スタルヒンの97・3%、94年王貞治の93・2%に次いで3番目に高い数字となった。

 岩瀬氏は候補2年目。1年目だった昨年は当選必要数に34票足りなかったが、今年は有効得票数349票のうち308票を獲得。得票率88・3%での殿堂入りとなった。

 掛布氏は昨年、当選必要数に2票足らずに殿堂入りを逃した。今年は有効得票数145票のうち111票を獲得。得票率76・6%で殿堂入りを果たした。

 特別表彰の富沢氏は、野球経験のないプロ野球審判第1号。社会人野球の審判を経て、55年にセントラル野球連盟審判部入局。通算出場3775試合は歴代2位。59年6月25日の巨人―阪神の天覧試合で左翼線審、77年9月3日に巨人・王貞治が世界新の756号本塁打を放ったヤクルト戦で球審を務めた。80~89年に審判部長。

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