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関取最年長40歳・玉鷲 強いぜ!不惑4連勝 尊富士との全勝対決制し館内大喝采「気持ちいいですね」

スポニチアネックス / 2025年1月16日 4時33分

<大相撲初場所4日目>勝ち名乗りを受ける玉鷲(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲初場所4日目(2025年1月15日 両国国技館)

 関取最年長40歳の玉鷲が、25歳の尊富士を押し出しで下し無傷の4連勝を飾った。綱獲りが懸かる大関・豊昇龍も隆の勝を突き落として全勝を守った一方で、大関・琴桜は霧島に寄り切られて1勝3敗。場所後の横綱昇進は絶望的になった。3場所ぶり出場の横綱・照ノ富士、大関・大の里もともに敗れて2敗目。全勝は豊昇龍、王鵬、千代翔馬、玉鷲、金峰山の5人となった。

 これは現実なのか――。なすすべなくまっすぐ後退して土俵下に転落した尊富士が思わず苦笑いを浮かべた。まさかの展開に館内も大喝采。土俵上では玉鷲が平然と勝ち名乗りを受け、花道をさっそうと引き揚げた。

 関取最年長の40歳。初土俵から21年間休むことなく土俵に上がり続ける鉄人が、若手のような速攻相撲を披露した。中に入る尊富士を強烈な突きで押し返すと相手が苦し紛れに引く。それに乗じて破壊力ある突きで前に出た。昨年春場所で110年ぶりの新入幕優勝を遂げた若手の急先鋒(せんぽう)に快勝し「気持ちいいですね。(尊富士に)押し相撲で勝てたのが一番うれしい。いい仕事した」と笑顔を爆発させた。

 昨年九州場所の初対戦ではもろ差しを許して完敗。「熱くなって力んでしまった」と反省していたが、この日は「落ち着け、落ち着け」と心の中で叫んで臨んだ。若い頃は力任せに強引な技を繰り出し墓穴を掘ることもあったが、「できることをやることで集中できている」と言う。年齢とともに腕の力が低下するなかで「逆に左右でバランスよく突けるようになった」と好調の要因を明かした。

 40歳にして衰えぬ強さ。快進撃にも「まだ安心している場合ではない。いい相撲を取ってお客さんを沸かせる」と冷静だが、04年にデビューした初場所は19年に初優勝するなど相性もいい。既に賜杯は2度抱いた。波乱含みの新春場所、2度あることは3度あるか!?(黒田 健司郎)

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