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【二所ノ関親方 真眼】綱獲り絶望的な琴桜 2場所連続の好調維持は難関 どこまで巻き返せるか

スポニチアネックス / 2025年1月16日 4時33分

<大相撲初場所4日目>寄り切りで霧島に敗れる琴桜(右)(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲初場所4日目 ○霧島 寄り切り ●琴桜(2025年1月15日 両国国技館)

 調整の難しい初場所は好不調がはっきり出ると場所前の展望で指摘しました。琴桜には14勝した先場所の姿が全く感じられません。霧島戦も踏み込みが甘く、あっさりと上手を奪われた。あそこまで相手十分にさせては、さすがの大関でも勝機はありません。今場所は前さばきの動きも少なく、豊昇龍とは対照的です。

 場所前の稽古場から消極的な姿勢がうかがえましたが、そのまま切り替えられずに場所に入ってしまった。2場所連続で体調をピークに持っていくことがどんなに難しいかを痛感したはずです。

 優勝は厳しくなりましたが、まだ4日目。本音を言えば場所前にこうなることを察知して対処してほしかったが、修正は可能です。ここからどこまで巻き返せるか、これからの相撲が大事になってきます。私の経験でも、調子の悪いときに切り替えに成功し自身のスキルアップにつながったことがありました。今の状況で何ができるか。冷静に見つめ直すことが大事になってきます。 (元横綱・稀勢の里)

【琴桜 3連敗で綱獲りは絶望的】

 綱獲りを目指す琴桜は霧島に敗れて3連敗。横綱昇進が絶望的となった。立ち合いで右を差し、左前まわしを許す苦しい体勢。胸を合わせて起こそうとしたが、相手に先に攻められ寄り切られた。大関は前日同様にじっと目を閉じて、唇をかみ悔しさをにじませた。報道陣の問いかけには「切り替えます」、「切り替えていくだけです」と話しただけ。15日制が定着した1949年夏場所以降に誕生した33人の横綱のうち、4日目までに3敗し昇進したのは一人もいない。八角理事長(元横綱・北勝海)は「相撲がおとなしい。切れてないと思うが立て直すには気持ちしかない」と話し、先場所のような前に出る力強い相撲の復活を期待した。残り11日、自分を信じて土俵に立つしかない。

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