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ロッテ・ドラ4坂井 「朗希ステップ」で朗希超えだ!「目標はやっぱり高く」169キロ狙う

スポニチアネックス / 2025年1月16日 5時33分

独特のフォームでキャッチボールする坂井(撮影・長久保 豊)

 ロッテのドラフト4位の坂井遼(はる)投手(18=関東第一)が15日、ZOZOマリンで行われている新人合同自主トレで精力的に汗を流した。最速151キロ右腕は、最速165キロでポスティングシステムでメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の投球フォームで、強大な出力を生む左脚の「くの字ステップ」を参考にしていることを明言。将来的な目標として怪物右腕を上回る最速169キロを掲げた。

 踏み出す左脚が、佐々木のように大きく曲がる。新人合同自主トレで行われた、約30メートルのキャッチボール。坂井の右手から放たれた白球は、低い弾道で伸びた。朗希流の「くの字ステップ」。期待の高卒右腕が、現在は151キロの最速について壮大な目標を掲げた。

 「目標はやっぱり高くいきたいです。170…、169キロでいきたいと思います!」

 チャプマン(レッドソックス)の持つ世界最速の170キロは自重?したが、佐々木らの持つ日本人最速の165キロを大きく超える数字を口にした坂井。昨夏に甲子園準優勝を達成した右腕の可能性は無限大だ。このオフにメジャー挑戦を目指している佐々木と同僚となることはないが、フォームなどで参考にしている。鍵は踏み出す左脚だ。

 「朗希選手は“くの字”。自分もまねているところがある。そこを(動画などで)見たりします」と坂井。右投手の左脚が三塁手側から見て「く」の形になる脚の踏み込みは体重が軸足に残り、下半身のパワーをうまく使えることから出力もアップし、球速も上がるとされている。「体格だったり、フォームもまだ改善するところはいろいろある」と向上心を持つ右腕にとって、対面できなくても“良き教材”になっている。

 焦らず、着実に成長を重ねて高卒4年目の23年に165キロを計測した佐々木と同様、坂井も1年目は体づくりを優先させる。既にドラフト指名時の体重78キロから84キロに急増。トレーニングに加えて「(寮の)ご飯がとてもおいしい。太っちゃうかもしれない」と苦笑いするほど、体づくりは順調に進む。

 新人合同自主トレ期間でブルペン入りの予定はなく「ちょっと悲しい。投げたいタイプなので」と苦笑いするが「でも、ここは抑えてやっていく」と前を向く。18歳はプロの自覚も芽生え、しっかりと先を見据えている。(大内 辰祐)

 ≪けん玉大技配信に反響 三山ひろしがラブコール≫7日の入寮時に趣味のけん玉を持ち込んだ坂井。球団公式X(旧ツイッター)で得意技「世界一周」を披露する動画も紹介されたが、その反響は大きかった。毎年の大みそかの紅白歌合戦で大人数での連続成功のギネス記録を狙うなど、話題を振りまく演歌歌手の三山ひろしが引用し「お会いできる日を楽しみにしています」と投稿。さらに坂井のインスタグラムを「日本けん玉協会」がフォローし「けん玉検定にチャレンジしてください」とDMも寄せられたという。

 ◇坂井 遼(さかい・はる)2006年(平18)5月8日生まれ、千葉県富里市出身の18歳。富里小5年から「富里リトルスターズ」で軟式野球を始め、富里中では「江戸川南ボーイズ」に所属。関東第一では1年秋からベンチ入りし、3年時に春夏連続甲子園出場、夏に準V。甲子園通算は6試合で3勝2敗、防御率0・40。昨夏のU18アジア選手権代表で準V貢献。1メートル78、78キロ。右投げ右打ち。趣味はけん玉。

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