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「見知らぬ日本人指導者を…」韓国・斗山が元中日の仁村徹氏ら招へい理由 現地メディア「適任者と判断」

スポニチアネックス / 2025年1月16日 11時7分

石川昂弥(左)に声をかける仁村2軍監督(2020年2月撮影)

 韓国プロ野球の斗山ベアーズが今季のコーチングスタッフを発表し、現役時代に中日、ロッテでプレーし、21年まで中日2軍監督を務めた仁村徹氏(63)が2軍統轄、近鉄、西武などで左腕投手として活躍した小野和義氏(59)が2軍投手コーチに就任することが発表された。

 韓国メディア「OSEN」は16日までに「仁村・小野は誰?斗山はなぜ2軍監督を廃止したのか」と題し、斗山が日本人コーチを抜擢した理由を報じた。

 同メディアによると、斗山は昨季まで置いていた「2軍監督」というポジションを廃止し、2軍総責任者として仁村氏が務める「2軍統轄」を新設したという。

 同メディアは「国内ファンには見知らぬ日本人指導者を選任した」として、仁村氏、小野氏の日本での経歴を紹介。仁村氏は中日や楽天で2軍監督、1軍ヘッドコーチなどを務めたことから「目の前の成績よりも育成に特化した指導者だ」とし、小野氏を「日本の若い投手たちの育成に努めてきた」と評した。

 その上で、なぜ斗山が日本のベテランコーチを招へいしたかについて、斗山関係者の話として「仁村コーチはバッテリーを除くすべてのパートを務めたベテラン指導者だ」とし「既存の2軍監督はマネジメントおよび競技運営に特化していたが、今年からは育成中心のシステムをさらに導入するために様々なパートで指導キャリアのあるコーチを呼んだ。仁村コーチは文字通り育成を総括できる適任者と判断した」と説明した。

 また、斗山が2軍コーチに30代の若いコーチを起用したことから「指導者の指導者の役割も果たす見通し」と仁村、小野両氏に指導者の育成にも期待を寄せているとした。

 斗山の指揮官はロッテ、巨人、オリックスでプレーし、日韓通算626本塁打の大打者・李承(火ヘンに華)(イ・スンヨプ)監督(48)が務めており、今季契約最終年となる3年目を迎えた。日本のベテランコーチを雇い、どのようなチーム作りを行うのか注目が集まる。

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